
大阪で頑張る中小企業の社長さんへ、問い合わせが来ない理由を考えますと、
「100万円かけてホームページをリニューアルしたのに来ない」
「毎月の維持費は2万円払ってるけど、『名刺代わり』になってしまっている」
「競合他社は、ネットで集客できているみたいなのに、うちだけ取り残されている気がする」
こんにちは、つちやたけしです。こちらのサイトでは、
私がこれまで20年間で1,000社以上の企業様のホームページ集客をお手伝いしてきて
集まったノウハウをご紹介しています。
「ホームページに問い合わせが来ない」という悩みには、
明確なパターンと解決策があります。
私がご相談をお受けした、
大阪など関西圏の企業さまは全体の約7割を占めています。
大阪の企業さまには、
関西圏特有の商売気質や地域性から生まれる独特な課題があります。
今日は、そんな「大阪あるある」も含めて、
問い合わせが来ない7つの原因を
具体的な改善事例とともに解説していきます。
なぜ大阪企業のホームページは「問い合わせが来ない」のか?
大阪の中小企業のホームページには共通する特徴があります。
- 人情を大切にする関西の商売スタイルが、かえってWebでは伝わりにくい
- 「まずは会って話そう」「電話で話したい」という文化が、オンラインでのやり取りを阻害している
- コスパ重視で制作したものの、結果的に「安物買いの銭失い」になっている
こうした背景を踏まえ、
私が実際に支援した大阪企業の事例をもとに、
具体的な原因と解決策をお伝えします。
原因1:「とりあえず作った」会社案内サイトになっている
ここでは「とりあえず作った」会社案内サイトをどのように改善したか?について解説しています。
大阪の企業さまでよく見るパターン
東大阪の製造業A社(従業員5名)の事例をご紹介します。
改善前の状況
- 制作費:60万円
- 月間問い合わせ:0件
- サイト内容:トップページ、会社概要、事業内容、アクセス、プライバシーポリシー、お問い合わせ
- 社長の声:「ただきれいなサイト」
A社のホームページは確かに「きれい」でした。
しかし、訪問者が「どんな事業をやっているのか」が全くわからない状態でした。
改善後の成果
- 月間問い合わせ:0件→3件(3倍増)
- 改善期間:6ヶ月〜
- 追加投資:月3万円のコンテンツ更新
何を変えたのか?
今の事業内容を分かりやすく解説し、訪問者が興味ありそうなコンテンツを更新していきました。
1、「困りごと解決型」のコンテンツに変更
「こんなお悩みありませんか?」セクションを追加
お客様の「痛み」を具体的に言語化
2、事例・実績を「ストーリー」で紹介
単なる取引先リストから、「どんな課題をどう解決したか」の物語に変更
3、関西弁のニュアンスを活かした親しみやすさ
硬い敬語から、関西人らしい温かみのある表現に調整
ポイント
「会社案内」ではなく「問題解決の提案サイト」として機能させることが重要です。
原因2:競合他社との差別化ができていない
関西圏特有の問題「どこも同じに見える」
大阪市内には同業者が集中しているエリアが多くて、
「どこも同じに見える」問題が深刻です。
堺市のリフォーム会社B社の事例
改善前
- 「地域密着30年の実績」
- 「安心・安全・丁寧な施工」
- 「お客様満足度No.1」
→ 競合他社と全く特徴でした。
改善後
- 「かかりつけのリフォーム業者として30年」
- 「物干し台の修理実績1,000個以上」
- 「家の中を格安でバリアフリーにします」
→ 地元のニーズを全面に出した独自性を構築しました。
結果
- 問い合わせ:月0件→3件
- 成約率:20%→75%(大幅向上)
強みの見つけ方は自社の得意な部分を活かす
- 他社が言っていないことを探す
- 地元のニーズを活かす
- 社長や従業員の「人となり」を前面に出す
原因3:ターゲットが曖昧
地域密着vs全国展開の悩み
「地元のお客さんも大事やけど、全国からも問い合わせ欲しい・・・」
この迷いが、どっちつかずのホームページを生み出しています。
吹田市の電気工事会社C社の事例
改善前
- トップページは全国エリア対応可能、サービス紹介は大阪中心
- 「地域密着」と「全国対応」を併記
- 結果として、どちらのお客様にも響かない
改善後
- メインターゲット:大阪の中小企業に特化
- サブターゲット:大阪出身の全国展開してる会社
- 一貫して大阪出身であることをアピール
結果
- 大阪府内からの問い合わせ:200%増
- 「同じ大阪出身の企業だから」という声が多数
ペルソナ設定の具体的手順
- 既存のお客様で「一番良いお客様」を1人選ぶ
- その人の「悩み」「価値観」「場所」を詳しく分析
- その人に向けて書くつもりでホームページを作成
原因4:問い合わせフォームが分かりにくい
よくある間違いパターン
多くの大阪企業のホームページで見つける問題点
- 項目が多すぎる(15項目以上)
- 「お問い合わせ」ボタンが目立たない
- 入力例がない
尼崎市の税理士事務所D社の改善例
改善前
- フォーム項目:15項目
- 必須項目:12項目
- 月間問い合わせ:2件
改善後
- フォーム項目:7項目
- 必須項目:4項目(名前、電話番号、メールアドレス、相談内容)
- 入力例を掲載
- 「まずはお気軽にお電話を」を追記
- 月間問い合わせ:11件
D社が実践した3ステップ改善法
ステップ1:入力項目数を最小限に絞る
ステップ2:各ページの「読者が興味を持った瞬間」にフォームへのリンクを設置
ステップ3:「電話相談OK」を明記して心理的ハードルを下げる
原因5:スマホ対応が不十分
現代の必須要件
大阪のビジネスマンの約80%がスマホで検索をしたことがあるにも関わらず、
多くの企業サイトがスマホ対応不十分です。
大阪市北区のイベント企画会社E社の事例
改善前
- スマホの文字が小さすぎて読めない
- ボタンが押しにくい
- 電話番号がタップしにくい
改善後
- スマホで見やすいデザインに変更(→スマホファースト)
- 文字サイズを大幅に拡大
- ワンタップで電話できるボタンを設置
結果
- スマホからの問い合わせが1.5倍〜に増加
- とくに「急ぎ」の問い合わせが増え、値引きが少なくなった
あなたの会社のホームページを5秒でできる確認方法
- 自分のスマホで自社サイトを開く
- 文字が読みやすいかチェック
- 電話番号をタップして発信できるかテスト
- 問い合わせボタンが押しやすいかチェック
原因6:SEOの基本ができていない
大阪エリアでのSEOの重要性
「○○ 大阪」「大阪 ○○」での検索で上位表示できれば、集客を簡単にできます。
大阪市生野区の製造業F社の成功例
改善前
- 「〇〇」での検索順位:圏外
- 「大阪 〇〇」での検索順位:15位
- 月間問い合わせ数:0件
改善後
- 「〇〇」での検索順位:50位
- 「大阪 〇〇」での検索順位:4位
- 月間問い合わせ:1〜2件
F社が「大阪 ○○」で1位獲得した方法
- 事業紹介ページの充実
- 部品別の解説ページを積極的に掲載
- 地域密着コンテンツの充実
- 「○○でお困りの方へ」記事を量産
- 地域の話題を積極的に取り入れブログに投稿する
- Googleビジネスプロフィールの継続活用
- 口コミ返信のAI自動仕組み化
- 定期的な更新
すぐできる対策、自分でできるGoogleビジネスプロフィール活用法
- 営業時間・連絡先を正確に登録
- 写真を10枚以上アップロード
- お客様に口コミ投稿をお願いする仕組みを作る
- 週1回以上の投稿更新
動画で解説しています→ブログよりも、グーグルマイビジネスをおすすめできる理由【お店は有利】
動画講座もあります→自分でできる!Googleビジネスプロフィール登録講座
原因7:アクセス解析を見ていない(または間違った見方をしている)
データに基づかないリニューアルの危険性
多くの大阪企業が犯している間違いは、「なんとなく」でホームページを修正してしまうことです。
泉大津市の建設会社G社の失敗例
失敗パターン
- 「デザインが古いから」という理由で全面リニューアル
- 200万円投資
- 結果:問い合わせが半減(月10件→5件)
- しかも、社長は半減してることも知らない
原因分析
- 既存のデザインは問題なかった
- 本当の問題は「サービス説明が分かりにくい」ことだった
- リニューアルで「信頼感」のある要素まで削除してしまった
アナリティクスで見るべき3つの数値
- 訪問者数:そもそも見られているか?
- 滞在時間:興味を持たれているか?
- 問い合わせページの到達率:導線は機能しているか?
無料ツールである、Googleアナリティクス(無料)で全て確認可能です。
第三者の立場から本音でお伝えします
私がこれまで1,000社を支援してきて気づいたのは、制作会社や広告代理店が言わない真実があることです。
業者が言わない3つの真実
「デザインを変えれば問い合わせは増える」は嘘
見た目より中身(コンテンツ)が重要。コンテンツをターゲットのニーズに合わせること。
「SEO対策は時間がかかる」も半分嘘
正しい方法なら3ヶ月で効果が出る
「毎月◯万円払い続けるのは当たり前」は疑問
本当に必要な投資と無駄な投資を見極めるべき
「やってみてよかったもの」だけを厳選
私は理論ではなく、実際に試して効果があったものだけをお伝えしています。
費用対効果の高い順番(改善の優先順位)
【優先度:高】
- 問い合わせフォームの改善(費用:1万円〜)
- スマホ対応の確認・修正(費用:5万円〜)
- Googleビジネスプロフィールの登録・運用(費用:0円)
【優先度:中】
4. コンテンツの見直し・追加(費用:月3万円〜5万円程度)
5. 基本的なSEO対策(費用:〜月5万円以内)
【優先度:低】
6. 全面リニューアル(本当に必要な場合のみ)
ホームページの全面的な作り変えは、それが本当に必要な場合のみです。
全面的なリニューアルは、どうしても副作用が発生します。副作用とは、アクセス数の減少や問い合わせ数の減少などです。
これは、病気の治療と同じです。大きな治療は副作用も大きいです。ほんとに必要な治療なら仕方ないですが、そうでなければ、避けたほうがいいですよね。
大阪企業ならではの特徴を活かそう
大阪の企業の特徴とは、どんなものでしょうか。ここでは差別化戦略を考える際に、出せる特徴についてのアイデアをご紹介します。差別化、強みを探されている場合に役立てば嬉しいです。
大阪の商売気質を「武器」にする
大阪の企業には、他の地域にはない強みがあります。
人情味あふれる接客スタイル
- 「お客様を家族のように大切にする」文化
→これをホームページでも表現しましょう。
実績・口コミを重視する傾向
- 大阪は「よそで評判になってるもの」を信頼する
→お客様の声を積極的に掲載しましょう。
コスパを重視する商売気質
「安いだけじゃなく、きちんと価値がある」ことを明確に伝える
これらを活かしたサイト作りのコツ
- 社長やスタッフの「人となり」を前面に出す→インタビュー記事
- お客様との「エピソード」を具体的に紹介→ブログやSNS運用
- 「なんでそんなに安くできるん?」の疑問に先回りして答える→商品ごとのランディングページ
1000社支援で見えてきた成功パターン
大阪の企業さまを中心に1,000社以上見てきたなかで、共通した成功パターンをご紹介します。これらを知ることで、失敗の少ない集客、経営を目指しましょう。
業種別の成功事例
【製造業】(東大阪市・金属加工業)
- 改善前:月間問い合わせ0件(年に数件)
- 改善後:月間問い合わせ2、3件
- 成功要因:「こんな困った加工もできます」事例をしっかり掲載
【サービス業】(大阪市・エアコン清掃業)
- 改善前:月間問い合わせ5件
- 改善後:月間問い合わせ15件
- 成功要因:「作業前後の写真」で実力を視覚的にアピール
【小売業】(堺市・歯科クリニック)
- 改善前:新規の患者数、月間3名
- 改善後:新規の患者数、月間15名
- 成功要因:歯科クリニックとしてブランディング強化
平均的な改善効果
私が支援した1,000社の平均データ
- 問い合わせ数:従来の3.2倍(→業種や会社の資源によります)
- 改善期間:平均4.5ヶ月(一年以上かかる場合もあります)
- 投資回収期間:平均4ヶ月(サブスクビジネスや利益率の高いビジネスならもっと早く回収しています)
まずは現状を把握しませんか?
案外、現状把握できていなくて、損をしてるケースが多いです。まずは現在の状況をやんわりとお伝えいたします。
あなたのサイトの問題点を5分で診断
今回お伝えした7つの原因のうち、あなたのホームページはいくつ当てはまりましたか?
【チェックリスト】
- □ 会社案内になっている(原因1)
- □ 競合他社と似たような内容(原因2)
- □ ターゲットが曖昧(原因3)
- □ 問い合わせしにくい(原因4)
- □ スマホで見にくい(原因5)
- □ 検索で見つからない(原因6)
- □ アクセス解析を見ていない(原因7)
3個以上チェックがついた場合は、改善の余地が大きく、逆に言えば「伸びしろが大きい」状態です。
毎月1社限定の無料相談
私は現在、毎月1社限定で無料相談を実施しています。
無料相談でお伝えできること
- あなたのホームページの具体的な問題点
- 競合他社との比較分析
- 改善すべき優先順位
- 予算に応じた現実的な改善プラン
こんな方におすすめ
- ホームページの効果に疑問を感じている
- 何から手をつけていいかわからない
- 業者の提案が本当に正しいか確認したい
- 関西圏の実績豊富な専門家に相談したい
今すぐ行動を起こしませんか?
問題を放置すると、機会損失はどんどん拡大します。
競合他社がネット集客で先行している今、1日でも早い対策が必要です。
最後に
ホームページは「作って終わり」ではありません。 お客様に選ばれるための「営業ツール」として、継続的に改善していくものです。
私は大阪をはじめとる関西圏の企業様と、長期的なパートナーシップを築きたいと考えています。
一緒に、あなたの会社のホームページを「問い合わせが来るホームページ」に育てていきませんか?
今日が、変化の第一歩です。
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集客全体をご相談したい場合は、成果報酬型コンサルなら無料で承ります。