
こんにちは、つちやたけしです。
「ホームページを作ったのに問い合わせが全然来ない…」
この相談、20年間で本当によく聞きます。1,000社以上のWebマーケティングをサポートしてきた中で、「問い合わせが来ない」と悩む企業さんは全体の約8割。でも、逆に言えば、ちゃんと対策すれば必ず改善できるということです。
今回は、私の実体験から「問い合わせが来ない本当の原因」と「今すぐできる解決策」をお話しします。
問い合わせが来ない「本当の原因」トップ5
1、そもそも人が来ていない(アクセス不足)
これが一番多い原因です。
どんなに素晴らしいホームページでも、見る人がいなければ問い合わせは来ません。
私がサポートした企業の中で、
「問い合わせが来ない」と相談された会社の8割が、
アクセス数が少ないです。
チェックポイント
- 月間アクセス数が100未満
- 自社名で検索しても見つからない
- SEOが全く考慮されていない
2、スマホ対応ができていない
現在、ホームページへのアクセス数の約8割がスマートフォンからです。スマホで見づらいサイトは、それだけで問い合わせ率が半分以下になってしまいます。
スマホ対応で注意すべき点
- 文字が小さすぎて読めない
- ボタンが押しにくい
- 問い合わせフォームが入力しづらい
- 電話番号がタップできない
3、信頼性が不足している
初めて訪問したサイトで問い合わせをするのは、ユーザーにとって勇気のいる行動。信頼できるかどうかは、数秒で判断されます。
信頼性を損なう要因
- 会社情報が不明確
- お客様の声や実績がない
- サイトのデザインが古い
- SSL化されていない(URLがhttpsでない)
4、事業内容が具体的でない
「結局、何をしてくれる会社なの?」
これ、ユーザーの本音です。抽象的な表現ばかりで、具体的に何をしてくれるのかわからないホームページでは、問い合わせのきっかけを失ってしまいます。
よくある問題
- 「お客様のニーズにお応えします」だけの説明
- 専門用語だらけで一般の人には理解できない
- 価格や期間、流れが不明確
- 「何でもできます」的な曖昧な表現
具体例
- 悪い例:「ITソリューションを提供します」
- 良い例:「社員30名以下の会社のパソコン設定からトラブル対応まで、月額3万円で丸ごとサポート」
5、ターゲットが曖昧
「誰の」「どんな悩みを」「どうやって解決するのか」を明確に
「誰向けのサービスなのかわからない」サイトでは、ユーザーは「自分のことじゃない」と判断して離脱してしまいます。
悪い例:「お客様のニーズにお応えします」
良い例:「従業員30名以下の中小企業の社長様の『ホームページから問い合わせが来ない』お悩みを解決します」
今すぐできる改善策「実践編」
ここでは今すぐできる改善策をご紹介します。
改善策1:アクセス数を増やす基本のSEO対策
まずはこの3つから始めましょう。
タイトルタグの最適化
各ページに「地域名+業種」を含める
例:「大阪のホームページ制作|株式会社〇〇」
Googleビジネスプロフィールの登録
店舗ビジネスの場合は、必須です。
B to Bビジネスの場合は、そこまで必要じゃないです。
ですが、無料で今すぐできる集客ツールであります。
口コミも積極的に集めます。
ブログでQ&Aコンテンツを追加する
お客様からよく聞かれる質問をブログで回答していきます。短い文章ではダメです。質問にしっかり答えていきましょう。
月1〜2回でも継続することが重要です。
改善策2:スマホ対応の必須チェックリスト
- 文字サイズは16px以上
- ボタンは指で押しやすいサイズ(44px以上)
- 問い合わせフォームは縦に並べる
- 表は横スクロールも考慮
- 画像はすべてを縦に並べず、横に並べる方法も駆使
- 電話番号をタップで発信できるようにする
- ページの読み込み速度が3〜5秒以内
改善策3:信頼性を高める「5つの要素」
代表の顔写真とプロフィール
お客様の声(写真付きがベスト)
実績・事例の具体的な数字
会社概要の詳細情報(住所、TEL、保有資格、沿革など)
SSL証明書の導入(https化)
改善策4:事業内容を「具体的」に書く
具体化の3ステップ
ステップ1:対象(ターゲット)を明確にする
「中小企業向け」→「従業員30名以下の製造業」
「個人のお客様」→「30代の共働き夫婦」
ステップ2:解決できる内容を具体的にする
「業務効率化」→「毎月の請求書作成時間を3時間から30分に短縮」
「集客支援」→「月の問い合わせ数を3件から15件に増加」
ステップ3:提供内容を数字で示す
「サポート」→「平均2時間以内に対応、月2回の定期訪問」
「制作」→「10ページ構成、スマホ対応、納期30日以内」
※数字を出すほどの確固たる証拠がない場合は、最低とか最高とかの言葉を足していきましょう。
実際の改善例
「誰の」「どんな悩みを」「どうやって解決するのか」を明確に
悪い例:「お客様のニーズにお応えします」
良い例:「従業員30名以下の中小企業の社長様の『ホームページから問い合わせが来ない』お悩みを解決します」
改善前
「弊社は総合的なビジネスソリューションを提供し、お客様の課題解決をサポートします。」
改善後
「大阪の製造業(従業員30名以下)専門|月3万円で経理業務を丸ごと代行。請求書作成から入金確認まで、毎月最低20時間の作業時間を削減します。」
という文章をトップページをはじめ、事業内容ページやブログに書いていきます。
YouTubeクリエイターとしての視点から
私は複数のYouTubeチャンネルを運営していますが、
そこで学んだ「視聴者に行動してもらう」テクニックは、
ホームページにも応用できます。
- 最初の3秒で興味を引く → ファーストビューでお客様のメリットを明確に
- ストーリーで感情を動かす → お客様の成功事例を物語として紹介
- 「チャンネル登録よろしく」明確な行動指示 → 「今すぐお電話を」「フォームから相談を」など具体的に
改善は「一つずつ」が鉄則
問い合わせが来ない原因は複数あります。
しかし、全部を一度に改善しようとすると失敗します。
私がお勧めする順番は、
- 事業内容の具体化(効果:即効性あり)
- スマホ対応(緊急度:高)
- 信頼性向上のコンテンツ追加(重要度:高)
- SEO対策でアクセス増加(継続的効果)
「やってみてよかったもの」ものの中から、基本的なものを厳選してお伝えしました。ぜひ一つずつ試してみてください^^
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