
「SEO業者に月10万払ってるのに、順位が下がってるんです…」
お金払ってるのに逆効果って、もう笑うしかないですよね。でも笑ってる場合じゃない。真剣に困ってる社長さんがいらっしゃいます。
1,000社以上をサポートしてきた中で、「SEO業者に依頼した後に順位が下がった」という相談は、残念ながら珍しくありません。むしろ「あるある」の部類に入ります。
今日は、なぜこんなことが起こるのか、どんな業者が危険なのか、実際の現場で見てきた生々しい事例をお話しします。
なぜお金を払って順位が下がるのか?
1. 古い手法をいまだに使う「化石業者」
2015年頃までは通用した手法を、2025年になってもやってる業者がいるんです。
実際にあった事例
- 無関係なサイトからの大量被リンク購入
- キーワード密度を無理やり調整
- 相互リンク集への大量登録
ある英会話教室のクライアントさんは、SEO業者から「被リンク100本つけました!」って報告を受けた翌月、主要キーワードで圏外に飛ばされました。確認したら、全然関係ないサイトからリンクが大量についてたんです。
なぜこうなるか:業者は「リンクの数=SEO効果」だと思ってます。Googleが品質重視に変わったことをあまり考慮していません。
2. 知識不足の「見よう見まね業者」
YouTubeや無料ブログで勉強した浅い知識で、SEO業者を名乗ってる人たちです。
実際にあった事例
- 「記事をたくさん書けば上がる」と信じて薄いコンテンツを大量生産
- タイトルタグに無理やりキーワードを詰め込んで日本語破綻
3. 真似しかできない「コピー業者」
クライアントのサイトをコピーしたサイトを複数つくり、それらからクライアントのサイトへ被リンクを貼ることをやる業者がいます。
これも順位がダウンする可能性があります。
危険な業者の見分け方
営業段階でのレッドフラグ
絶対に避けるべき営業トーク
- 「必ず1位にします」
- 「ペナルティを受けません」
- 「具体的な施策内容は企業秘密です」
要注意の料金体系
- 年間一括払いのみ
- 成果報酬だけど初期費用が異常に高い
- 解約できない契約条項
契約後のレッドフラグ
これが来たらすぐ解約検討
- 質問への回答が遅い、曖昧
- 「Googleのアップデートが原因です」ばかり言う
- 具体的な改善提案が一切ない
実際に被害を受けた時の対処法
1. 即座に施策を停止させる
「順位が下がってる」と気づいたら、まず施策を止めてもらいましょう。被害拡大を防ぐのが最優先です。
2. 何をされたかを詳しく聞く
- どんな被リンクをつけたか
- どんな記事を追加したか
- サイト構造をどう変更したか
- 外部ツールを何使ったか
「企業秘密」と言って教えてくれない業者は、確実にアウトです。
3. Googleペナルティの確認
Google Search Consoleで手動ペナルティを受けていないかチェック。受けてる場合は、該当部分を修正してから再審査リクエストが必要です。
4. 第三者の意見を求める
感情的になってると正しい判断ができません。信頼できる別のSEO専門家に現状を見てもらいましょう。
SEO業者選びで失敗しないために
良い業者の特徴
- 施策内容を具体的に説明してくれる
- なぜその施策が必要かを論理的に説明できる
- リスクについても正直に話してくれる
- 過去の失敗談も包み隠さず話してくれる
SEOに魔法はありません。地道な改善の積み重ねです。「簡単に」「すぐに」「確実に」という甘い言葉に騙されないでください。
SEOは、安さだけで選ぶと、結果的に高くつきます。
もしSEO業者に依頼して順位が下がったら、それは業者選びのミスです。でも大丈夫、きちんと対処すれば回復できます。諦めずに、信頼できる専門家に相談してください。