やってはいけない生成AI活用:AIに丸投げして人が最終確認しない

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。

生成AIに丸投げしてはいないでしょうか。

「生成AIが作った文章をそのままコピペしたら便利ですね」
「提案の資料を生成AIに作ってもらったらそのまま使えます」

こういう使い方される人がいらっしゃいます。

生成AIに丸投げして、人が最終的に確認しないのは、普通に危ないです。

誤字脱字とかの話じゃなくて、信用を失ったり、売上や取引が減ることがあります。

生成AIは便利で上手く使えば業務効率がアップしますが、「使い方」を間違うと逆効果になることもあります。

この記事は、

  • なぜ丸投げが危ないのか
  • どこで失敗するのか(広告文・YouTube台本・クライアントメール)
  • どう使えば強いのか

この3つを、実務で使える形でまとめます。

目次

生成AIに丸投げしたくなる理由

生成AIに丸投げしたくなる理由は、おもに下の3つが挙げられます。

  • 早いから(とりあえず形になる)
  • それっぽくなるから(文章が上手いから“正しそう”に見える)
  • ラクができる(考える工程を飛ばせる)

ただ、これが落とし穴とも言えます。

生成AIの文章は、見た目は整っています。しかし、よく読むと「文脈がズレてる」「勘違いな文章」「言い過ぎてる表現」などが普通に混ざります。

それらをそのままコピペで出してしますと、出した本人がそれに気づかないので、トラブルの原因になったり、SNSならば全くエンゲージメントが上がらなかったりします。

最終確認しないと、何が起きるのか

丸投げによるトラブルは、だいたいこの6つに集約されます。

1)それっぽい嘘が混ざる

生成AIは自信満々に間違えます。しかも文章が綺麗なので、見抜きにくいときがあります。

  • 存在しない機能を「できます」と書く
  • 事例などを勝手に作成する
  • 数字・統計・制度をそれっぽく作る

生成AIには、ハルシネーションという「それっぽい嘘」を混ぜる現象があり、最終確認しないとそれらが普通に混ざります。

2)言い回しが間違っている場合がある

そのままつかうと広告系は危険です。

断定表現、誇大表現、比較表現、医療・美容・健康・金融系の言い回しなどは、違法となる場合があります。

生成AIは、いい感じの表現を使ってしまって、間違いを犯します。

3)あなた(会社)の言葉じゃなくなる

丁寧すぎる、固すぎる、横文字増える、上から目線など、文章のトーンがズレると、「AIが書いたのでは・・・?」と信頼が崩れます。

4)読者が行動できない

生成AIは、ふわっとした文章が得意です。具体的な内容でないと、読者は行動できなくなります。

5)違法状態になる

人が最終確認しないと、著作権を侵害した状態の著作物を公開する可能性が出てきます。

6)現実的にありえない画像

生成AIで生成しましたという注意書きを入れずに、現実的にありえない画像などをネット上に公開してしまうと、炎上となるケースもあります。

【具体例】丸投げで起こりやすい3つのパターン

丸投げで起こりやすいパターンを3つご紹介します。

1、広告文(LP・Meta広告・リスティング):盛った瞬間に終わる

生成AIに「売れる広告文作って」って投げると、だいたいこうなります。

❌ ダメ例(生成AIがよく作る)
「たった1回で効果を実感!今すぐ売上が上がる方法を無料公開!」

この種類の広告文は、業種によっては違法となる可能性があります。

根拠がなく、比較や誇大となる表現だからです。

✅ 良い例(人が確認する)

「問い合わせが増える見せ方を整理します。まずは現状を一緒に確認しませんか?」

広告は、安全な表現が大事です。

生成AIは文章を書かせると上手いですが、「言っていい範囲」を決めるのは人が確認したほうが良いでしょう。

2、YouTube台本:言ってはいけないことを“気持ちよく”言わせてくる

YouTube台本も丸投げを避けたほうがいいです。

生成AIに「視聴維持率が伸びる台本を書いて」って頼むと、煽りを強くして、断定を増やして、テンポ良くしてきます。

❌ ダメ例(台本にありがち)
「これをやるだけで、あなたの集客は100%変わります」
「やってない人は損してます」

気持ちよく喋れるんですけど、信用を損なう可能性があります。

✅ 良い例
「ここ、よく勘違いされるんですけど…」
「結論から言うと、○○です。ただし例外があります」
「まず無料でできる順にやりましょう」

台本の断定が強いと、切り取られて燃えやすいので、最終確認が重要です。

3、クライアントメール

メールの丸投げは、トラブルの匂いがします。

生成AIに「断りのメール作って」って頼むと、勝手に約束を増やすことがあります。

❌ ダメ例(生成AIがやりがち)

「必ず成果が出るように最後までサポートいたします」
「こちらで全て対応可能です」
「最短で○日で納品します」

✅ 良い例(人が確認する)
「現状を確認したうえで、対応範囲と優先順位をご提案します」
「本日中に一次回答します(必要なら追加確認します)」
「対応可否は要件確認後に確定します」

メールは送った瞬間に約束事となります。生成AIは保証してくれません。

生成AIを使って丸投げするのではなく、最終確認をおこなう。

生成AIは、使い方を考えて役割分担すると強いです。

生成AIに任せるのは下書きまでで、責任は人が持ちます。

  • 生成AIの役割:たたき台/言い換え/見出し案/要点整理/比較表現の案出し
  • 人が必ずやる:事実確認/数字・条件の確認/危ない表現の除去/最終トーン調整/公開判断

生成AIを使いこなす側に回ろう

生成AIは便利です。

でも、「生成AIに丸投げして人が最終確認しない」は、かなり危険です

先ほどご紹介した3つのパターン以外にも、生成AIは画像作成や動画作成も可能なので、その分、さまざまな作業を生成AI活用してトラブルが起こってしまうことも考えられます。

AIと人との役割を考えて、ちゃんと使えば、生成AIはあなたの作業を確実に早くしてくれます。

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。
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