「Instagramで宣伝投稿してるのにフォロワーが増えない」
「むしろフォロワーが減っていく…」
そんな悩み、ありませんか?
Instagram運用で最も多い失敗の一つが「宣伝ばかりする」ことです。
「売上を上げるためにInstagramをやってるんだから、商品を宣伝するのは当たり前でしょ?」
そう思うかもしれません。でも、それが間違いであることがあります。
宣伝ばかりすると、
- フォロワーが減る
- エンゲージメント率が下がる
- アルゴリズムに嫌われてリーチが激減
→結果、売上に全くつながらない
この記事では、なぜ宣伝ばかりがNGなのか、どのバランスが正解なのか、そして売上につなげつつフォロワーに嫌われない運用法を、厳選してお伝えします。
なぜ「宣伝ばかり」のアカウントは嫌われるのか?
まず、この本質を理解しないと何も始まりません。
理由1、ユーザーは「広告」を見るためにInstagramを使っていない
これが最も重要なポイントです。
ユーザーがInstagramを開く理由は、
- 友達の近況を見たい
- 好きなインフルエンサーの投稿を見たい
- 面白いコンテンツ・役に立つ情報を見たい
- →商品の宣伝を見たいわけではない
テレビでCMばかり流れたらチャンネルを変えますよね?それと全く同じです。
宣伝ばかりのアカウント = CMばかりのテレビ
誰も見たくありません。
理由2、フォロワーは「売り込まれる」のが嫌い
人間心理として、「売り込まれる」と逆に買いたくなくなるという法則があります。
街で「買ってください!」と押し売りされたら逃げますよね?でも、友達が「これ良かったよ」と自然に勧めてくれたら興味を持ちます。
宣伝ばかりのアカウント = 押し売りセールスマン 価値提供するアカウント = 信頼できる友人
どちらから買いたいですか?答えは明白です。
理由3、フォロー解除の最大の原因が「多すぎる宣伝」
「Instagramでフォロー解除する理由」
- 投稿内容がつまらない(興味がない)
- 宣伝・広告ばかり(35〜40%)
- 投稿頻度が高すぎる
- 投稿の一貫性がない
Instagram投稿の正しいバランス
「じゃあ、宣伝は一切しちゃダメなの?」と思うかもしれませんが、そうではありません。
重要なのは「バランス」です。
成果が出るアカウントの投稿はバランス
成果を出すための投稿比率は、
- 価値提供・エンタメ投稿:80%
- 宣伝・セールス投稿:20%
です。
10投稿中8投稿は宣伝しない、2投稿だけ宣伝する。
「え、それだけ?」と思うかもしれませんが、インスタグラムに慣れるまではこのバランスが確実に上手くいきます。
宣伝が少ないほうが上手くいく理由
1、信頼貯金が貯まる
有益な情報を提供することで、フォロワーからの信頼が貯まります。その信頼があるから、宣伝の投稿が受け入れられます。
逆に、信頼貯金がない状態で宣伝ばかりするとフォロー解除されます。
2、アルゴリズムに優遇される
価値提供の投稿だと、
- エンゲージメント率が高い
- 保存・シェアされやすい
- アルゴリズムが「良いアカウント」と判断
- →宣伝投稿も伸びる
3、フォロワーが「宣伝」と認識しない
むしろ「この商品気になってた」と前向きに受け取られます。
投稿タイプ別の内訳例
「価値提供・エンタメ」の内訳
1、教育・情報提供系
- 業界の豆知識
- お客様からの質問に回答
- 「知らないと損する〇〇」
- ハウツー・使い方解説
2、エンタメ・共感系
- 裏側・舞台裏
- スタッフの日常
- お客様とのエピソード
- 「あるある」ネタ
3、実績・事例紹介
- ビフォーアフター
- お客様の声(UGC)
- 成功事例
- 使用シーン
「宣伝・セールス」の内訳
1、直接的な宣伝
- 新商品・新メニュー告知
- キャンペーン情報
- 期間限定オファー
2、間接的な誘導
- 「プロフィールから予約できます」
- 「DMでお問い合わせください」
- 「詳しくはストーリーズで」
宣伝せずに売上を上げる5つの投稿テクニック
「宣伝しないのに売れる投稿」の作り方を5つ紹介します。
1、「問題解決」を先に出す
ダメな例: 「新しいヘアトリートメント入荷しました!3,000円です。ご予約はこちら→」
良い例: 「髪の広がりで悩んでませんか?実はこの3つが原因です…」 →原因を解説 →解決方法を提示 →最後に「このトリートメントなら解決できます」(控えめに)
ポイント
- 商品を前面に出さない
- まず悩みに共感する
- 解決策を提示した「流れ」で商品紹介
これだと、宣伝と思われず「役に立つ情報」として受け取られます。
2、「お客様の声」を使う
自分で「良い商品です」と言うのは宣伝。 お客様が「良かったです」と言うのは証拠。
具体的な方法
- お客様に使用後の感想を聞く(許可を取る)
- ビフォーアフター写真を撮影
- 「〇〇さんの変化」としてストーリー仕立てで投稿
投稿例: 「30代女性Aさん、肩こりで5年悩んでいました。1ヶ月通院した結果…」 →ビフォーアフター写真 →お客様の声「人生変わりました」 →最後に「同じ悩みの方はDMください」
これのどこが宣伝?というレベルです。でも、確実に売上につながります。
3、「裏側・製作過程」を見せる
人は「作られる過程」に興味を持ちます。
飲食店:料理の仕込み、調理過程 美容室:カット・カラーの技術 物販:商品の企画・製造過程 サービス業:準備の様子、こだわり
投稿例(カフェ): 「朝6時からパンの仕込みスタート」 →生地をこねる動画 →「このパン、今日のランチで出ます」 →宣伝なしでもお客さんが「食べたい」と思う。
4、「教育コンテンツ」で専門性をアピール
専門家としての地位を確立すると、売り込まなくても売れます。
クリニック・歯科:健康情報、予防方法 士業:法律・税務の豆知識 美容:ヘアケア・スキンケアの正しい知識 コンサル:業界の最新トレンド
投稿例(税理士): 「知らないと損する!2025年の節税対策3選」 →具体的な方法を解説 →「詳しく知りたい方は無料相談へ」
これで十分です。「税理士サービス始めました!」と宣伝するより100倍効果的。
5、「ストーリー」で感情を動かす
人は「ストーリー」に心を動かされます。
スペック説明:「〇〇成分配合、効果〇%アップ」→つまらない ストーリー:「このお客様、実は…」→引き込まれる
投稿例(美容室): 「3年前、髪のことで悩んでずっと帽子をかぶっていたAさん。今では…」 →変化の過程をストーリーで語る →最後の写真で劇的変化 →「私たちに任せてください」と自然に伝わる
宣伝する場合の5つのルール
2割は宣伝してOKです。ただし、この5つのルールを守ってください。
1、「なぜ今なのか」を明確にする
❌「新商品発売しました」 →いつでもいい、今買う理由がない
✅「3日間限定!〇〇個だけ」 →希少性・緊急性がある
2、「誰の何を解決するか」を書く
❌「新サービス開始」 →誰向け?何が良いの?
✅「30代女性の肩こりを3日で解消するプラン」 →ターゲット・ベネフィット明確
3、証拠・実績を添える
❌「効果があります」 →根拠なし
✅「お客様満足度95%、リピート率80%」 →数字で証明
4、「次の行動」を明確にする
❌「詳しくはプロフィールから」 →わかりにくい
✅「DMで『予約希望』と送ってください」 →具体的で簡単
5、宣伝投稿の前後は価値提供の投稿で挟む
宣伝投稿の「サンドイッチ作戦」
- 価値提供投稿(高エンゲージメント)
- 宣伝投稿(ここで告知)
- 価値提供投稿(高エンゲージメント)
こうすることで、宣伝投稿も見てもらいやすくなります。
売り込まない方が売れる時代
この記事で解説した内容をまとめます。
1、宣伝ばかりは嫌われる
- フォロワー減少の原因2位
- アルゴリズムに嫌われる
- 売上にもつながらない
2、黄金比率は8:2
- 価値提供:80%
- 宣伝:20%
- この比率が最も売上につながる
3、宣伝せずに売る5つの方法
- 問題解決を先に出す
- お客様の声を使う
- 裏側・製作過程を見せる
- 教育コンテンツで専門性アピール
- ストーリーで感情を動かす
4、宣伝する場合の5つのルール
- 「なぜ今か」を明確に
- 「誰の何を解決」を書く
- 証拠・実績を添える
- 次の行動を明確に
- 前後を価値提供で挟む
最初は意識するのが大変ですが、2週間続ければ習慣になります。
「売り込まない方が売れる」これがInstagram運用です。
今日から、宣伝を減らして、価値提供を増やしてみてください。
