やってはいけないインスタグラム運用:いいね参りで見た目だけ良くする

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。

「毎日500件いいねしてるのに集客できない…」
「フォロワーは2,000人超えたのに問い合わせゼロ…」
「いいね返しでフォロワーは増えたけど意味がない…」

こんなことはないでしょうか。この記事では、「いいね参りで見た目だけ良くする」ことがなぜダメなインスタグラム運用につながるのか、そして集客できるインスタグラム運用を、解説します。

目次

いいね参りとは?

「いいね参り」とは、他人のインスタグラム投稿に片っ端から「いいね」を押しまくって、自分のアカウントに注目を集めて、フォローバックを狙う行為のことです。

まるで「お参り」みたいに、ひたすら「いいね」を連打してまわるから、こういう名前がついています笑

具体的にどんなことをするのか?

「いいね参り」の典型的なパターンはこんな感じです。
↓↓↓↓

やり方の例

  • 毎日500〜1,000件くらいの投稿に「いいね!」を押す
  • 特定のハッシュタグから投稿を検索して、上から順にいいねしていく
  • 競合アカウントのフォロワーの投稿にいいね!しまくる
    • 「競合をフォローしてる人は、自分にも興味があるはず」という考え
  • フォローバック(相互フォロー)やエンゲージメントを狙う
    • 「いいね」を押した相手が「お返しにフォローしてくれる」のを期待

「いいね参り」がダメな理由

ここでは「いいね参り」ばっかりやってもダメな理由をまとめてみます。

1、いいね返しで増えたフォロワーは「中身のない数字」

毎日いいね参りを繰り返せば、いいね返し・フォロー返しで数字上のフォロワーは増えます。しかし、これは「見せかけのフォロワー」でしかありません。

現実

  • フォロワー2,000人いても、あなたのビジネスに興味がない
  • プロフィールに来ても、投稿を見ない
  • 誰もあなたの商品・サービスを買わない

2、膨大な時間を無駄にしている

いいね参りに費やす時間

  • 1件いいねするのに3秒
  • 500件いいね = 25分/日
  • 1ヶ月(30日) = 750分 = 12.5時間

12.5時間あれば何ができるのか?

  • リール動画15本作成(1本50分)
  • 通常投稿30本作成(1本25分)
  • ストーリーズ180回投稿(1回5分)

3、「いいね返し」で集まった人はあなたのビジネスに興味がない

いいね参りで集まるフォロワーの本音

  • 「いいねくれたから、いいね返ししとこ」
  • 「フォロバ(フォローバック)くれるかな?」
  • あなたのカフェ・商品・サービスには1ミリも興味がない

結果

  • フォロワー2,000人いても、投稿を見るのは100人以下
  • 来店・購入する人はゼロ
  • 売上貢献ゼロ

4、Instagramアルゴリズムが「スパム行為」と判断するリスク

インスタグラムは、「過度ないいね・フォロー」をスパム行為として取り締まっています。

いいね参りのリスク

  • 1日500件以上のいいね → スパム認定
  • アカウント機能制限(いいね・フォローができなくなる)
  • 最悪の場合、アカウント停止

なぜ「投稿」が「いいね参り」より重要なのか?

1、投稿がエンゲージメントを生み、アルゴリズムに評価される

インスタグラムのアルゴリズムは、「あなたの投稿に対するエンゲージメント」を評価します。

投稿に注力する場合

  1. 価値ある投稿を作る
  2. フォロワーがいいね・コメント・保存・シェア
  3. エンゲージメントが高い → アルゴリズムが評価
  4. 発見タブに載る → 新規フォロワー獲得
  5. 集客につながる

2、投稿が「あなたのビジネスを説明する営業マン」になる

投稿は、24時間365日働く営業マンです。

投稿がある場合

  1. フォロワーがあなたのプロフィールに来る
  2. 投稿を見て「このカフェ、おしゃれ!」と理解
  3. 「行ってみよう!」と来店

投稿がない場合(いいね参りだけ)

  1. フォロワーがあなたのプロフィールに来る
  2. 投稿が少ない → 「どんなカフェ?」と疑問
  3. 離脱 → 集客ゼロ

3、投稿が「信頼」を生み、行動を促す

人は、「この人、信頼できる?」を判断するために投稿を見ます。

投稿が多いアカウント

  • 「しっかり運営している店だな」→ 信頼感UP → 来店決定

投稿が少ないアカウント(いいね参りだけ)

  • 「本当に営業してる?」「投稿少なすぎて怪しい…」→ 信頼感ゼロ → 離脱

投稿の優先順位

【最優先】リール動画(週3〜4回):

  • 「商品・メニュー紹介」
  • 「お客様の声」
  • 「裏側の様子」
  • 「〇〇の3つの理由」

【優先】通常投稿(週2〜3回):

  • 「商品・サービスの詳細解説」
  • 「イベント告知」
  • 「お客様の声」

【毎日】ストーリーズ(毎日3〜5回):

  • 「今日の営業」
  • 「今日の商品」
  • 「裏側の様子」
  • 「アンケート・質問募集」

【補助】いいね参り

  • ターゲット層の投稿にいいね
  • コミュニケーション目的(あくまで補助)

いいね参りの「使い方」(補助的に)

いいね参りは完全に無駄なのか?

A: いいえ、正しく使えば補助的に効果があります。

いいね参りの正しい使い方

【NG】無差別いいね

  • 適当に1日500件いいね連打
  • 誰の投稿かも見ずにいいね
  • スパム行為、時間の無駄

【OK】ターゲット層に絞ったいいね

  • あなたのターゲット層(地域・年齢・興味)を明確に
  • 投稿内容を確認してからいいね
  • 1日10〜20件程度(控えめ)
  • コミュニケーション目的

重要

いいね参りはあくまで補助的な施策です。投稿作成に90%の時間を使いましょう。

いいね参りは「見た目だけ」で集客ゼロ

重要なポイント

  1. いいね返しで増えたフォロワーは「中身のない数字」 → 集客に繋がらない
  2. 膨大な時間を無駄にしている → 月12.5時間を投稿作成に使うべき
  3. いいね返しで集まった人はあなたのビジネスに興味がない → 売上ゼロ
  4. スパム行為と判断されるリスク → アカウント停止
  5. 投稿に注力するとリーチが数十倍 → 集客が劇的に変わる

いいね参りは「見た目だけ良くする」施策です。 フォロワー2,000人いても、投稿がなければ集客ゼロです。

今日から、「いいね参り90%」から「投稿作成90%」にシフトして、Instagram集客を成功させましょう!

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。
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