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やってはいけないWordPress(ワードプレス)運用、トップページのタイトルをいい加減につける

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。

「会社のホームページだから、トップページのタイトルは『株式会社〇〇』だ」
「ワードプレスの設定でサイトのタイトルを入れたから、まずはこれでいいだろう」

もしあなたがこのように考えて、トップページのタイトルタグを「社名だけ」に設定しているとしたら、それはSEO(検索エンジン対策)において「巨大な機会損失」をしていると言わざるを得ません。

トップページのタイトルタグは、Googleに対して「このサイトは何のサイトか」を伝える、最も重要な名刺のようなものです。

ここに社名しか入っていないと、Googleは「あなたの会社名を知っている人」にしか、あなたのサイトを表示してくれません。

見込み客があなたの会社名を知らないとしたら、彼らが検索するのは「地域名 + 業種」や「悩み解決のキーワード」です。

さらに厄介なのが、WordPress(ワードプレス)のデフォルト設定の落とし穴です。

設定画面で入力した「サイトのタイトル」は、何もしないとトップページだけでなく、すべての下層ページのタイトルにも自動的に付与されてしまいます。

この記事では、なぜ「いい加減なタイトルタグ」がSEOで致命的なのか、そしてどうすれば「検索されるタイトル」に修正できるのか、その具体的な方法(プラグイン活用)を解説します。

目次

タイトルタグは「社名だけ」で良い、という落とし穴

WordPress(ワードプレス)を導入した直後、多くの人が「設定」→「一般」にある「サイトのタイトル」に社名を入力します。

これは正しい操作ですが、SEO的にはこれだけでは不十分です。

ワードプレスのデフォルト設定の危険性

  • トップページ
    <title>株式会社サンプル</title> となり、キーワードが一切入らない。
  • ブログ記事(投稿ページ)
    <title>記事のタイトル | 株式会社サンプル</title> となり、すべての記事に社名が強制的に付与される。

ブログ記事の内容によっては、社名を表示させたくない場合や、文字数制限のために社名を省きたい場合もあります。

しかし、デフォルトのままでは融通が利かず、結果としてサイト全体のSEO戦略の価値を下げる原因になってしまいます。

これを解決するには、ワードプレスのプラグインを導入し、ページごとにタイトルタグを個別にカスタマイズする必要があります。

いい加減なタイトルタグがSEOで損する5つの理由

「たかがタイトルタグ」と思うかもしれませんが、その影響は甚大です。具体的にどのような損をしているのか、5つの理由を解説します。

1、検索機会の損失(指名検索しか取れない)

Googleは、タイトルタグに含まれる言葉を最重要視してランキングを決定します。

タイトルに「大阪 注文住宅」という言葉が入っていなければ、いくらサイトの中身が良くても、「大阪 注文住宅」で検索された時に上位表示されにくくなります。

「社名だけ」のタイトルは、社名を知っている既存客しか呼び込めず、新規の見込み客を完全にシャットアウトしているのと同じです。

2、トップページのドメインパワーの無駄遣い

通常、サイトの中で最も被リンクが集まり、ドメインパワーが強いのはトップページです。

その最強のページを使って、誰も検索しない「社名」でSEO対策をするのは、資源の無駄遣いです。

一番強いページだからこそ、「最も狙いたいビッグキーワード(例:税理士 東京)」を設定すべきです。

3、全ページに同じ社名が入る(金太郎飴状態)

WordPress(ワードプレス)のデフォルト設定では、すべてのページタイトルの後ろに「 | サイトのタイトル」がつきます。

例えば「スタッフブログ | 株式会社〇〇」「料金表 | 株式会社〇〇」「アクセス | 株式会社〇〇」……。

これでは、検索エンジンに対して「このサイトはどのページも似たり寄ったりだ」という印象を与えかねません。

特にブログ記事では、記事の内容と関係ない社名が毎回入ることで、テーマ性が薄まるリスクがあります。

4、検索結果でのクリック率(CTR)が低い

検索結果に並んだ時、ユーザーはタイトルを見てクリックするかを決めます。

「株式会社〇〇」とだけ書かれたリンクと、「大阪で高気密住宅を建てるなら | 株式会社〇〇」と書かれたリンク。

後者の方が圧倒的に「自分に関係がある」と感じさせ、クリック率は高くなります。クリックされないタイトルは、存在しないも同然です。

5、重複コンテンツ扱いのリスク

もし、何らかの設定ミスやプラグインの不具合で、複数のページが同じ「社名だけ」のタイトルになってしまった場合、Googleから「重複コンテンツ」とみなされ、順位が上がらなくなる可能性があります。

ページごとにユニーク(唯一)なタイトルをつけることは、SEOの基本中の基本です。

よくあるNGパターン

あなたのサイトは大丈夫ですか? 以下のようなタイトル設定は、SEOで損をしている典型例です。

よくあるNGパターン何が問題かSEOへの影響
「株式会社◯◯」のみ検索されるキーワードが一つも入っていない。新規流入ゼロ。指名検索のみ。
「サイト名 | ホーム」「ホーム(Home)」という言葉で検索する人はいない。無意味な単語。スペースの無駄遣い。評価分散。
「会社概要 | 株式会社◯◯」トップページなのに「会社概要」となっている。メインの強みが伝わらず、クリックされない。
デフォルト設定のまま放置全ページに社名が金太郎飴のように付与される。記事の専門性が薄まる。
投稿ページに社名自動挿入本来必要ないブログ記事にも社名が入り、重要なキーワードが後ろに追いやられる。検索意図とのズレ。クリック率低下。

WordPress(ワードプレス)のタイトルタグの仕組み(デフォルト設定の解説)

ここで一度、WordPress(ワードプレス)の仕組みを整理しましょう。

WordPress(ワードプレス)には、以下の2つの「タイトル」が存在します。

  1. サイトのタイトル: 設定]→[一般]で設定するもの。サイト全体の名前。
  2. ページのタイトル:各投稿画面や固定ページ編集画面で入力するもの。そのページの名前。

デフォルトの状態では、Googleの検索結果に表示されるタイトル(titleタグ)は、以下のルールで自動生成されます。

【トップページ】
サイトのタイトル(例:株式会社サンプル)

【下層ページ(投稿・固定ページ)】
ページのタイトル | サイトのタイトル(例:サービス一覧 | 株式会社サンプル)

この自動生成ルールが、SEOの邪魔をするのです。

「初心者が失敗しないためのWordPressブログの始め方徹底解説 | 株式会社サンプルウェブ」

このように長いタイトルだと、肝心なキーワードが切れてしまったり、社名が入ることで重要なキーワードの評価が薄まったりします。

解決策

SEOプラグインを導入することです。
これらのプラグインを使えば、WordPress(ワードプレス)のデフォルト設定を上書きし、ページごとに「検索エンジン用タイトル」を自由自在に設定できるようになります。

正しいトップページのタイトルタグの付け方

では、具体的にどのようなタイトルをつければ良いのでしょうか。

SEOに強いタイトルの法則

  • ①見込み客が検索するキーワードを入れる
    (例:「大阪 注文住宅」「税理士 東京」「外壁塗装 横浜」など、地域名+業種は必須)
  • ②業種・サービス・強みを入れる
    (例:「高気密高断熱」「IT専門」「即日対応」など、選ばれる理由となる言葉)
  • ③30文字以内に収める
    (PCの検索結果で30文字前後、スマホで30〜40文字までしか表示されません。長すぎると「…」で省略されます)
  • ④重要なキーワードほど「左側(先頭)」に置く
    (Googleは文頭の言葉を重視します。また、ユーザーの目にも留まりやすくなります)
  • ⑤プラグインで個別カスタマイズする
    (「サイトのタイトル」設定を変えるのではなく、プラグイン上でトップページのタイトルを設定します)

トップページのタイトルは、SEOの「顔」

たった30文字程度の文字列ですが、トップページのタイトルタグは、あなたのサイトの運命を左右する「SEOの顔」です。

「社名だけ」にしておくことは、社名だけ書いた看板で店を開いているようなものです。

誰もそのお店が何屋さんなのか分からず、素通りしてしまいます。

  • デフォルト設定のまま放置しない。
  • 必ず「見込み客が検索するキーワード」を含める。
  • プラグインを使って、全ページ金太郎飴状態を回避する。

これらは、お金をかけずに今すぐできる、最も効果的なSEO対策の一つです。

まだ設定していない方は、今すぐ管理画面を開き、プラグインを導入して、タイトルタグを書き換えてください。

その数分の作業が、来月のアクセス数と問い合わせ数を劇的に変える第一歩になります。

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。
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