
「動画で集客したほうがいいと聞くけれど、ショート動画とロング動画、どちらから手をつければいいのか分からない」というご相談をよくいただきます。
実は動画集客のやり方は、店舗ビジネスなのか法人向けのビジネス(BtoB)なのかによって、意識すべきポイントがまったく違います。
今回は、大阪で動画を使って集客したい方に向けて、押さえておきたい基本の考え方をお伝えします。
動画に地名を入れるかどうかは、店舗集客かBtoBかで変わる
大阪で動画を使って集客する場合、ショート動画であってもロング動画であっても、タイトルや内容に「大阪市内」「大阪府内」といった地名を入れることが基本です。
ただし、この基本がそのまま当てはまるかどうかは、店舗集客なのかBtoBなのかによって変わってきます。
店舗集客は地名を入れるのが基本
飲食店や美容室、整体院のように、実際に来店してもらう必要がある店舗ビジネスの場合は、動画に地名を入れることが特に重要です。
「大阪 梅田 美容室」のように、地域名と業種名を組み合わせて動画のタイトルや内容に盛り込むことで、そのエリアで実際にお店を探している人に届きやすくなります。
来店できる範囲は限られているため、地名を入れることで、来店の見込みが高い人にピンポイントで見つけてもらえるようになります。
BtoB(法人向け集客)は地名を入れなくてもよい
一方、法人向けにサービスを提供している会社の場合は、動画に必ずしも地名を入れる必要はありません。
法人向けのサービスは、対応できるエリアが店舗ほど厳密に限定されないことが多く、地名を入れることでかえって検索されるキーワードの幅を狭めてしまう場合があります。
BtoBの動画では、地名よりも「どんな課題を解決できるか」「どんな実績があるか」といった内容を前面に出すほうが、見つけてもらいやすくなります。
SNSに動画投稿するだけでは、大阪の法人集客には弱い
ショート動画をSNSに投稿するだけで集客を完結させようとする方法がありますが、これだけでは大阪で「会社」が法人向けに集客するには弱いというのが実情です。理由は大きく2つあります。
1つ目の理由は、商圏に存在する法人の数がそもそも少ないことです。個人のお客さんを対象にした店舗集客であれば、SNSを見ている人の数自体が多いため、その中から一定数の反応を得やすくなります。
しかし法人向けのサービスの場合、対象となる会社の数は個人の数に比べて圧倒的に少なく、SNS上で偶然見つけてもらえる確率もそれだけ下がってしまいます。
2つ目の理由は、そもそも動画を見る企業の担当者自体が少ないことです。会社の担当者は、業務の合間にSNSでたまたま動画を見かけるという行動よりも、必要になったタイミングで具体的に検索して情報を探すという行動を取る割合が高くなります。
つまり法人向けの集客では、SNSでの偶然の発見よりも、検索での見つかりやすさのほうが重要度が高いということです。
店舗集客とBtoB集客、動画の活かし方の違い
この違いを踏まえると、店舗集客とBtoB集客とでは、動画の活かし方そのものを変える必要があることが分かります。
店舗集客はSNS動画投稿だけでも効果が出やすい
ショート動画で店舗集客をする場合は、SNSに動画を投稿するだけでも、集客につながる可能性が十分にあります。お店の雰囲気やスタッフの人柄が伝わる短い動画は、SNSを見ている個人のお客さんに届きやすく、来店前の不安を減らす効果も期待できます。
BtoBはSNS投稿とホームページ埋め込みを並行する
一方、法人向けの集客をする場合は、SNSに動画を投稿するだけでなく、自社のホームページに動画を埋め込む手法も並行して行う必要があります。
先ほど説明した通り、法人の担当者は検索で情報を探す割合が高いため、検索から辿り着いたホームページの中に動画が用意されていることで、初めて動画を見てもらえる機会が生まれます。
SNS投稿だけに頼ってしまうと、検索経由でやってきた担当者に動画を見てもらう機会そのものを逃してしまいます。
なぜ地方に行くほど、複数の手法を組み合わせる必要があるのか
もう1つ押さえておきたいのが、エリアによって必要な手法の数が変わるという点です。
東京と大阪では、そもそも存在する企業の数そのものが違います。
そして地方に行けば行くほど、この差はさらに大きくなっていきます。商圏に存在する企業の数が少ないエリアであるほど、1つの手法だけに頼っていては、十分な数の見込み客に出会うこと自体が難しくなってしまいます。
そのため、大阪、あるいはさらに地方でBtoBの集客をする場合は、SNSでの動画投稿、ホームページへの動画埋め込み、検索から見つけてもらうための工夫に加えて、展示会や紹介といったリアルでの接点も含めて、複数の手法を組み合わせておく必要があります。
東京のように商圏内の企業数が多いエリアであれば1つの手法でもある程度の成果が出やすいのに対して、大阪やそれ以外の地方では、手法を掛け合わせておくことが集客の安定につながります。
ショート動画とロング動画、それぞれの向き不向き
動画の種類にも触れておきます。ショート動画とロング動画では、それぞれ向いている役割が異なります。
ショート動画は、短時間で気軽に見てもらえるという特性上、まだあなたのお店や会社を知らない人に、最初の接点として見つけてもらう役割に向いています。
SNSのタイムラインでたまたま流れてきて、興味を持ってもらうという偶然の出会いを作りやすいのが強みです。
ロング動画は、比較検討の段階まで進んだ人に、より詳しい情報や専門性を伝える役割に向いています。よくある質問への回答や、サービス内容の詳しい解説など、じっくり見てもらうことで信頼を積み重ねていく使い方が効果的です。
BtoBの場合、ホームページに埋め込む動画は、こうしたロング動画寄りの内容が向いていることが多くなります。
どちらか一方だけを選ぶ必要はなく、ショート動画で最初の接点を作り、ロング動画やホームページ埋め込みで信頼を深めていくというように、役割を分けて組み合わせることをおすすめします。
店舗集客とBtoB集客、動画活用の違いまとめ
ここまでの内容を整理すると、次のような違いになります。
| 比較項目 | 店舗集客(BtoC) | BtoB(法人集客) |
|---|---|---|
| 動画に地名を入れるか | 入れるのが基本 | 入れなくてもよい |
| SNS動画投稿だけで足りるか | 足りる可能性が高い | 足りないことが多い |
| ホームページ埋め込みの必要性 | あると望ましい | 必須に近い |
| 向いている動画の長さ | ショート動画中心 | ショートで接点を作り、ロングで深める |
| 情報の探され方 | SNSでの偶然の発見が多い | 検索で探される割合が高い |
動画集客方法の診断ツール
動画集客方法診断
5つの質問に答えると、あなたに向いている動画の使い方と、地名の入れ方・組み合わせるべき手法が分かります
業種は?
ボタンが反応しない場合は、このページでJavaScriptが実行されていません。サイト管理者にご確認ください。
よくある質問
Q: ショート動画とロング動画、どちらから始めればいいですか
A: 店舗集客であれば、まずは気軽に投稿できるショート動画から始めることをおすすめします。BtoBの場合は、よくある質問への回答のような、ホームページに埋め込みやすいロング動画から着手し、余力があればショート動画で接点を広げていくとよいでしょう。
Q: 動画に地名を入れるとかえって範囲が狭くなりませんか
A: 店舗集客の場合は、来店できる範囲がもともと限られているため、地名を入れて絞り込んだほうが、実際に来店につながる人に届きやすくなります。BtoBの場合は対応できるエリアが広いことが多いため、地名にこだわらず、課題解決の内容を前面に出したほうが見つけてもらいやすくなります。
Q: SNSでの動画投稿だけで法人集客はまったく無理ですか
A: まったく無理というわけではありませんが、商圏内の法人数や、動画を見る担当者の少なさを考えると、SNS投稿だけに頼るのはおすすめできません。ホームページへの埋め込みや検索対策と組み合わせることで、法人担当者が情報を探す行動にも対応できるようになります。
Q: 地方でBtoBの集客をする場合、特に何を意識すればいいですか
A: 商圏内の企業数が少ないエリアほど、1つの手法だけに頼らないことを意識してください。SNS動画投稿、ホームページへの埋め込み、検索対策に加えて、展示会や紹介といったリアルでの接点も含めて、複数の手法を組み合わせておくことが集客の安定につながります。
動画集客は、店舗集客かBtoBかによって、地名の入れ方もSNSとホームページの使い分けも変わってきます。まずはご自身のビジネスがどちらのタイプに近いかを整理したうえで、無理のない範囲から取り組んでみてください。
