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インスタグラムの投稿ネタがない店舗へ、探す前に決めることがあります

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。

今日は何を投稿しよう。。。。
これで毎回ネタがなくて投稿できません。

というご相談をよくいただきます。

ネットで調べると、出てくるのはネタの一覧です。

  • 投稿アイデア30選
  • 尽きない12の型と週間カレンダー
  • 曜日ごとに決めておく方法
  • 7つの切り口

どれも使えます。実際に型を当てはめれば、その週の投稿は埋まります。ただし型を使い切ると、また同じところが課題となります。

私がご相談でまずお聞きするのは「何を投稿していますか」ではなく「そのアカウントは、何のために動かしていますか?」です。

ここをお聞きすると、ネタではないところに原因があると分かることがあります。

目次

ネタが出ないのは、4つのどれかが決まっていないからです

ネタが出てこない状態は、たいていこの4つのどれかが決まっていません。

1、誰に向けて投稿するかが決まっていない

相手が決まっていないと、何を書いてもよくなります。何を書いてもいい状態は、何も書けない状態と同じです。

20代の新規客に向けるのか、週に一度来る常連に向けるのか。この2つは投稿する内容がまったく違います。決まっていないと、どちらにも当たらない投稿を考えることになって手が止まります。

2、インスタグラムに持たせる役割が決まっていない

新規のお客さんを連れてくるためなのか、すでに知っている人に安心してもらうためなのか。役割によって投稿するものが変わります。

役割を決めていないまま投稿していると、どちらにも効かない内容が並びます。

3、お客さんに聞かれたことを記録していない

ネタの元は現場にあります。店頭で聞かれたこと、電話で確認されたこと、来店前に不安がられたこと。

記録していないと、思い出せません。 週に一度まとめて考える形にすると、その週に何を聞かれたかは残っていません。

4、1投稿にかける時間が決まっていない

これは止まる原因です。1投稿に1時間かける前提にすると、忙しい週は飛ばすことになります。そして飛んだ週が続くと、再開しにくくなります。

時間を先に決めて、その中で出せるものを出す形にしないと続きません。

誰に向けるかは、今来ているお客さんから決めます

4つのうち1つめの「誰に向けるか」から片づけます。相手が決まると残りも決まりやすくなります。

決め方は、想像ではなく実在のお客さんから選ぶ形です。

直近1か月で来た人を思い出して、その中から1組選びます。 選ぶ基準は「この人がもう1組増えたら、店として助かる」かどうかです。売上が大きい人ではなく、無理なく対応できて、また来てくれそうな人を選びます。

選んだら、その人について3つを書き出します。年代、来店した時間帯、何を目的に来たか。 これだけで投稿する相手が決まります。

平日の昼に一人で来る40代なのか、週末に家族で来る30代なのか。この2つでは、載せる写真も、書く文章の長さも、投稿する時間帯も変わります。

想像で作ると、都合のいい人になります。 実在のお客さんから選ぶと、実際に来る人に向けた投稿になります。そしてその人に聞かれたことが、そのままネタになります。

インスタグラムが最初の接点になる店は、実は少ないです

この章が一番お伝えしたい内容です。

インスタグラムが店舗集客の最初の接点になることは、実は少ないです。

実際の流れはこうなっています。看板を見かける、チラシが入る、食べログで見つける、Googleマップで検索して出てくる。そこでお店を知ってからインスタグラムをフォローして、いずれ来店する。 この順番のほうが多いです。

つまりインスタグラムは「見つけてもらう場所」ではなく「見つけたあとに確かめる場所」として使われているケースが多くあります。

この役割を取り違えると、ネタが出なくなります。

新規を連れてくるための投稿を考えようとしているのに、実際には既に店を知っている人が見ている。この状態だと、何を投稿すればいいのか決まりません。

Googleマップ側の整備ができていない場合は、インスタグラムより先にそちらになります。登録の手順はグーグルマップ登録方法に書いています。

業態によって役割が変わります

全部の店で役割が同じわけではありません。業態によって分かれます。

1、インスタグラムが入口になる業態

飲食店は、インスタグラムでたまたま見かけて来店する人が多くいます。 料理の写真で判断できるからです。

雑貨屋もビジュアルの訴求と相性が良い業態です。並んでいるものを見て「行ってみよう」となります。

この2つは入口として機能します。だから新規に向けた投稿が効きます。

2、入口にならず、確認に使われる業態

クリーニング店のような業態では、最初のきっかけがインスタグラムであることは少ないです。 近所で見かけた、看板があった、検索して出てきた。入口は別にあります。

美容室や整体院も、写真だけで決める人は少ない業態です。口コミや場所、料金を確認してから予約します。

この場合、インスタグラムの役割は確認です。新規を連れてくるための投稿を頑張るより、来る前の不安をなくす投稿のほうが効きます。

役割が決まるとネタが決まります

役割が決まると、投稿するものが自動的に絞られます。

1、入口の場合

知らない人に見つけてもらう必要があります。だから広がる形を選びます。

リールが向いていますが、注意があります。リールは拡散されやすい反面、作るのが難しいです。つまらないリールだと、普通のフィード投稿よりインプレッションが低くなることもあります。

広げるための設定も必要になります。位置情報、ハッシュタグ、共同投稿者。ここを設定していないと、同じ内容でも届く範囲が変わります。 ハッシュタグに地名を入れると、地域の人に届きやすくなります。

2、確認の場合

すでにお店を知っている人が見ています。だから不安をなくす形を選びます。

営業している様子、店の中の雰囲気、働いている人、料金や所要時間。来る前に知りたいことを先に出しておく形です。

この場合、拡散は目的になりません。フォロワー数も指標になりません。見た人が来店を決められるかどうかだけが指標です。

ネタを溜める仕組みを作ります

役割が決まったら、ネタを探すのをやめます。溜まる形に変えます。

やることは1つです。お客さんに聞かれたことを、その日のうちに書き留める。 紙でもスマホのメモでも構いません。

店頭で聞かれたこと、電話で確認されたこと、来店前にメッセージで質問されたこと。これが1週間で5件も溜まれば、投稿は埋まります。 そして聞かれた内容なので、同じことを知りたい人に届きます。

探すのをやめて溜める形にすると、「今日は何を投稿しよう」で止まらなくなります。考える作業が、選ぶ作業に変わります。

店舗で一番集客力が上がるのはイベントです

投稿のネタとは別に、1つお伝えしておきます。

店舗のアカウントで最も集客力が上がるのは、イベントの開催です。

新メニューの告知や日常の投稿より、日付と場所が決まっている催しのほうが人が動きます。そしてイベントは投稿の材料にもなります。告知、準備の様子、当日、終わったあとの報告。1つのイベントで何回も投稿できます。

ネタがないという状態は、店で起きていることが少ない状態でもあります。何か起こせば、投稿は後からついてきます。

投稿が止まる本当の理由

ここまで読んで「それでも続かない」と感じる場合、原因は別にあります。

完成度を上げようとしていることです。

写真を撮り直す、文章を練る、ハッシュタグを調べ直す。1投稿に時間をかけるほど、次の投稿のハードルが上がります。そして忙しい週に飛びます。

先に時間を決めてください。 1投稿15分、週に2回。この枠の中で出せるものを出す形にすると、止まりません。質は続けているうちに上がります。

デザインの統一や固定投稿の設定は、続く形になってから手を付ける部分です。手順を先に固めたい場合はインスタグラムのセミナーでもお伝えしています。

うまくいかない進め方

同じ目的で動いていても、結果につながりにくい進め方があります。

1、思いついたことを何でも投稿する

ネタ切れを避けるために、興味のあることを幅広く投稿する形です。

これをやると何の店か分からなくなります。 フォロワーの期待と違う投稿が流れてくるので、見られなくなります。詳しくは興味のあるネタをなんでも投稿する問題に書いています。

2、宣伝ばかり投稿する

ネタがないときに、商品やキャンペーンの告知で埋める形です。

売り込みが並ぶと、見ている人は離れていきます。 投稿の割合を決めておくと避けられます。この点は宣伝ばかりの投稿が売上を下げる理由に書いています。

3、フォロワー数だけを見る

フォロワーが増えないから意味がない、と判断する形です。

確認に使われているアカウントでは、フォロワー数は指標になりません。 見た人が来店を決めたかどうかが指標です。入口なのか確認なのかで、見る数字が変わります。

よくある質問

店舗のインスタのご相談でよくお聞きすることをまとめます。

Q: 毎日投稿しないといけませんか?

A: 必要ありません。続く頻度のほうが大事です。週に2回で1年続けるほうが、毎日やって1か月で止まるより蓄積します。

Q: ネタがない日は投稿しなくていいですか?

A: 構いません。ただし止まる期間が長くなると再開しにくくなるので、頻度を下げて続ける形にしてください。週1回に落とすほうが、休むより戻りやすいです。

Q: 写真がうまく撮れません。

A: 業態によって必要な写真の質が変わります。飲食店や雑貨屋のように写真で判断される業態では必要になりますが、確認に使われているアカウントなら、きれいさより分かりやすさが優先されます。

Q: リールをやったほうがいいですか?

A: 入口として使う場合は向いています。ただし作るのが難しく、出来が良くないとフィード投稿よりインプレッションが低くなることもあります。確認に使われているアカウントなら、無理に作らなくて構いません。

Q: ハッシュタグは何個つけますか?

A: 個数より中身です。地名を入れると地域の人に届きやすくなります。投稿内容に関係ないタグを並べると逆に評価が落ちます。

Q: スタッフに投稿してもらってもいいですか?

A: 構いません。ただし誰に向けて何のために投稿するかは先に決めてください。決めずに任せると、投稿する人によって内容が変わって、何の店か分からなくなります。

Q: 競合の店と同じ投稿になってしまいます。

A: 投稿の型を真似すると同じになります。お客さんに聞かれたことを元にすると、店ごとに違う内容になります。聞かれることは、立地と客層で変わるためです。

Q: フォロワーが増えないのですが続ける意味はありますか?

A: 入口として使うなら、増えないのは問題です。確認に使うなら、増えなくても役割は果たせています。まず役割を決めてから判断してください。

Q: 何を投稿すれば来店につながりますか?

A: 日付と場所が決まっているものです。イベントや期間限定の催しは人が動きます。日常の投稿は、知ってもらった人に安心してもらうための役割になります。

Q: Googleマップもやっていません。どちらを先にやりますか?

A: Googleマップが先になる場合が多くあります。検索して出てこない状態だと、インスタを見てもらう手前で見つかりません。

まとめ

探して出てこないのは、ネタが足りないからではありません。誰に向けて、何のために投稿するかが決まっていないからです。決まっていない状態でネタを探すと、何を見ても使えるかどうか判断できません。

だから今日やめることは1つです。ネタを探すのをやめます。

代わりにやることも1つです。お客さんに聞かれたことを、その日のうちに書き留める。 これだけで、来週の投稿は決まります。

そして自分の店のインスタが、入口なのか確認なのかを決めてください。飲食店や雑貨屋なら入口として機能します。それ以外の業態では、看板やGoogleマップで見つけた人が確かめる場所になっていることが多いです。 役割が違えば、投稿するものも、見る数字も変わります。

業種によって効く手段が変わる話はWeb集客がうまくいかない原因にも書いています。インスタが入口にならない業態だと分かった場合は、そちらを先に確かめることになります。

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。
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