やってはいけない集客方法「宣伝ばかりの投稿」が売上を下げる理由と正しい集客方法

「なぜ宣伝しているのに、売上が上がらないのか?」

これは、
20年間のWebマーケティング業務を1,000社以上をサポートしてきた私、
つちやたけしが最も多く受ける相談の一つです。

最近は、
SNSやブログをがんばって投稿をしているのに、
なぜかお客様が離れていく・・・

「誰も読まない」という悩みが激増しています。

今の時代、
「宣伝ばかりの集客」は
完全に逆効果なんです。

今回は、
私の経験から「やってはいけない集客方法」の典型例と、
本当に効果のある集客方法をお伝えします。

目次

宣伝ばかりの集客が「やってはいけない」理由

現代人は「広告慣れ」している

現代の消費者は1日に約3,000の広告を見ていると言われています。

その結果、明らかに「宣伝です」と分かる投稿は、
脳が自動的にシャットアウトしてしまうようです。

私がサポートしている企業の実例でも、
宣伝色の強い投稿は、

いいね!が通常の投稿の10分の1以下
エンゲージメント率(反応率)が極端に低い
フォロワーが減少する傾向

「売り込み感」が不信感を生む

「◯◯キャンペーン中!今だけ半額!」

この手の投稿、よく見かけますよね。
もちろん今も広告として出せば効果はあります。

しかし、通常の投稿で出してしまうと、

「また宣伝か…」とうんざりする
「本当に良い商品なの?」と疑問に思う
「値段を下げないと売れない商品なの?」と不安になる

つまり、宣伝を投稿するのは信頼を失う行為なのです。

アルゴリズムからも嫌われる

SNSのアルゴリズム(投稿を表示する仕組み)は、
ユーザーの反応が良い投稿を優先して表示します。

宣伝投稿はエンゲージメント率が低いため、

  • 投稿が表示されにくくなる
  • フォロワーにも届かない
  • 結果的に集客効果が激減

実際にあった「宣伝投稿」の失敗事例

事例1:大阪の美容室A店

失敗パターン

毎日「今日の空き状況」を投稿
「◯◯%OFF」の価格訴求ばかり
スタッフの技術や店内の雰囲気は一切投稿せず

結果

Instagramのフォロワーが減る
Instagram経由の新規客の来店が月0人
いいね!も減少

事例2:製造業B社

失敗パターン

自社製品の機能ばかりを説明
「業界No.1」「最高品質」などの抽象的な表現

結果

ホームページの問い合わせが月0件
Instagramのいいね!もフォロワーも増えず

「宣伝投稿」から脱却する正しい集客戦略

こちらの投稿は、フェイスブックにあげた投稿です。

フェイスブックでも宣伝投稿を続けてしまうとエンゲージメントが低くなってしまい、集客できません。

フェイスブックでやってはいけない集客方法をまとめた記事はこちら

やってはいけないフェイスブック集客の投稿例

1、「価値提供」を中心にする

宣伝ではなく、お客様の役に立つ情報を発信する。

悪い例: 「弊社の最新システムは業界最高水準の性能を誇ります!」

良い例: 「中小企業の経理担当者必見!請求書作成時間を3時間から30分に短縮する3つの方法」

2、「感情を動かす」ストーリーを作る

お客様の成功体験や変化を物語として伝える

私がサポートしてるリフォーム会社の成功事例

Before(宣伝投稿): 「当社は創業30年の実績があります。お客様のご要望にお応えします。」

After(ストーリー投稿): 「『子供が安心して遊べる家にしたい』というお母さんの想いから生まれた無垢材のリビング。完成後、3歳の娘さんが裸足で駆け回る姿を見て、お父さんが涙されました。」

結果

いいね!が3倍に上昇
投稿を見た人からの問い合わせが月2、3件

3、「日常の仕事風景」を自然に織り交ぜる

宣伝感のない日常投稿が最も効果的。

効果的な日常投稿の例

朝のミーティング風景
商品作りの裏側
スタッフの何気ない一言(リールなど)
失敗談や学んだこと

「80:20の法則」を守る

投稿の80%は価値提供、20%だけが宣伝

おすすめの比率

80%:お役立ち情報、日常、お客様の声
20%:商品・サービスの紹介(ただし、ストーリー仕立て)

YouTubeクリエイターとしての実体験

私は複数のYouTubeチャンネルを運営していますが、
最も再生回数が多いのは「宣伝ゼロ」の動画です。

「つちやたけし / ネットの疑問を解説」チャンネル

「つちやたけし / ネットの疑問を解説」チャンネルでの気付き

宣伝動画:平均再生回数500回
純粋な情報提供動画:平均再生回数5,000回

情報提供の動画を見た視聴者が、
私のコンサルティングサービスに問い合わせしてくれるようになりました。

今すぐ始められる「脱・宣伝投稿」実践法

宣伝投稿を辞めたい、けど、なかなか辞められるものでもないです。

そんな時、下のステップで行動していくと、少しずつ辞めることができるようになってきました。ここではステップごとの改善方法をご紹介します。

ステップ1:現在の投稿を振り返る

チェックリスト

商品名や価格が投稿の8割以上を占めていないか?
お客様の課題解決に焦点を当てているか?
読み手の感情を動かす要素があるか?

ステップ2:「価値提供投稿」を作成する

簡単な作成方法

お客様からよく聞かれる質問をピックアップ
回答を分かりやすく説明
実際の事例や体験談を交える
最後に、前向きな文章でで締める

ステップ3:「感情を動かす」要素を加える

効果的な感情要素

驚き:「実は知られていない事実」
共感:「こんな悩みありませんか?」
安心:「大丈夫、解決できます」
感謝:「こんなお客様に支えられています」

などを盛り込んで、読んだ人が前向きな気持ちや興味深い気持ちになれる投稿を心がけよう。

ステップ4:結果を測定する

測定すべき指標

いいね!数
フォロワー数
問い合わせ数の変化
売上高

「宣伝投稿」をやめた歯科クリニックの成功事例

成功事例:大阪の歯科クリニック

改善前

「虫歯治療できます」「ホワイトニング受付中」などの宣伝メインの投稿

月の新規問い合わせ:3件

投稿内容が無機質で、どこか他人事な印象に

改善後

「歯の磨き方、じつは99%の人が間違えてる?」などの「役立つ情報」を発信

実際の患者さんの声や改善ストーリーをイラストや写真つきで紹介。

歯科医師やスタッフの日常・人柄が伝わる投稿を増やす。

結果

月の新規問い合わせ数:15件

「ここなら安心して通えそう」といった共感・信頼ベースの来店が増加。

リピート率も25% → 60% に向上

現代の集客で成功するには

  • 宣伝ではなく価値提供を中心にする
  • 感情を動かすストーリーを作る
  • 日常の仕事風景を自然に織り交ぜる
  • 80:20の法則を守る

最も重要なのは、お客様の立場で考えることです。

あなたは普段、宣伝ばかりの投稿を見て「買いたい」と思いますか?

それとも、役に立つ情報を提供してくれる人を「信頼したい」と思いますか?

今日から「宣伝投稿」をやめて、お客様の役に立つ情報発信を始めてみませんか。

きっと、想像以上の効果を実感できると思います。

宣伝ばかりの投稿でSNS集客できない場合、次の一手を一緒に考えましょう。

あなたのSNSのどこがダメなのか?アドバイスいたします

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