【SNS】1日何度も投稿するとインプレッションが激減する!どうすればいいか

SNS投稿

こんにちは、つちやたけしです。

「フォロワーを増やすために1日に何度も投稿している」という相談を受けることが増えています。気持ちはよくわかるのですが、これ、実は逆効果になることがあります

複数のYouTubeチャンネルを運営し、1,000社以上のSNS戦略をサポートしてきた経験から述べます。

一部のSNSでは、投稿頻度が多すぎると、むしろ結果が悪くなります。

今日は、なぜ「1日何度も投稿」が失敗するのか、そして各SNSの最適な投稿頻度について、データと実体験を基にお話しします。

これによって、せっかくがんばってSNSやってるのに、無駄な努力とならないようにお伝えしたいと思っています。

目次

投稿しすぎると逆効果になる理由

投稿をがんばってるのに逆の結果をなってしまう理由をご紹介します。

インプレッションが分散してしまう

1日に何度も投稿すると、各投稿に割り当てられるインプレッション(表示回数)が分散してしまいます。

これは、各SNSのアルゴリズムが「同一アカウントの投稿を連続表示しない」ように設計されているためです。

私が実際に検証した結果

  • 1日1回投稿:平均インプレッション 350回
  • 1日2回投稿:1投稿あたり平均インプレッション 200回(約57%減)

エンゲージメント率が下がる

インプレッションが分散すると、
当然ながら各投稿のエンゲージメント(いいね、コメント、シェア)も減少します。

エンゲージメント率の低下は、アルゴリズムからの評価を下げ、さらなるリーチ減少を招く悪循環に陥ります

コンテンツ品質の必然的低下

現実問題、ネタの質は確実に落ちる

これはリアルな話です。

1日に何度も投稿しようとすると、どうしてもネタの質が落ちます

なぜなら、

  1. 準備時間の不足:良質なコンテンツには時間が必要
  2. 他業務との兼ね合い:SNS以外にもやることがある
  3. ネタ切れの焦り:無理やり投稿しようとして薄い内容になる

最初のころは「とにかく投稿しなきゃ」という強迫観念で、
質の低い投稿を連発してしまいます。私もそうでした笑

結果、フォロワーの反応は明らかに悪化しました。。

各SNSの投稿頻度別リーチ減少データ

各SNSごとの投稿頻度データを調べてみました。

Facebook:最も厳しい制限

Facebookで試してみると、

  • 1日1回投稿:インプレッション数 100
  • 1日複数回投稿:インプレッション数 60(約30%減)

この差は歴然です。Facebookは明らかに「1日複数回投稿」を嫌います。

Instagram:頻度が多いとエンゲージメントが低下する

投稿頻度とエンゲージメントの関係

Instagramでも、投稿頻度が多すぎるとユーザーに鬱陶しく思われるだけでなく、アルゴリズム的にも不利になります:

  • 推奨頻度:2-3日に1回(1日1投稿でもよい)
  • 1日複数回投稿の影響:1投稿あたりのリーチが最低30%減少

YouTube:質 vs 量

毎日投稿すると、ネタが続かない

YouTubeでは「毎日投稿すべき」という神話がありますが、
ネタ切れを起こすので、難しいです。

  • 初心者:週1本でもよい
  • 中級者:週2-3本
  • 上級者のみ:毎日投稿できるならやる

制作スキルと時間的余裕がない段階での毎日投稿は逆効果

X(旧Twitter)だけは例外的な理由

数あるSNSが、1日に何度も投稿したらエンゲージメントが下がることが多いなか、
Xだけは別です。

何度も投稿したほうが良いケースが多いです。

なぜXは連続投稿が許されるのか?

X特有の特徴:情報の流速が早い

  1. タイムラインの流速:情報がすぐに流れる
  2. リアルタイム性:「今」の情報に価値がある
  3. 短文形式:コンテンツ制作負荷が低い

1日に何度も投稿しても、すぐにタイムラインから消えるので、何度投稿してもよい。

Xでも注意すべきこと

ただし、Xでも気をつけるべき点があります。

  • 同じ内容の繰り返し:スパム認定のリスク
  • 外部リンクの連投:アルゴリズム的にマイナス
  • リプライ欄の乱用:フォロワーからの印象悪化

SNSにおいて、1日1回投稿が最適な理由

理由1:コンテンツ品質の維持

集中力とリソースの効果的活用

1日1回なら、

  • 十分な準備時間を確保できる
  • ネタの質を妥協しなくて済む
  • 他の業務とのバランスが取れる

理由2:フォロワーとの適切な距離感

「うざい」と思われないラインが1日1投稿だと思います。

理由3:アルゴリズムとの相性

各プラットフォームが「好む」頻度が1日1投稿

各SNSのアルゴリズムは、適度な投稿頻度を好みます。

  • 定期性がある
  • 質が安定している
  • ユーザー体験を損なわない

実践的な「1日1回投稿」戦略

戦略1:投稿時間の最適化

各SNSのゴールデンタイムは、下のとおりです。

  • Facebook:平日14-15時、19-21時
  • Instagram:平日18-23時、土日12-14時
  • YouTube:平日19-22時、土日18-23時
  • X:平日7-9時、12-13時、18-22時

戦略2:コンテンツ品質の向上

1日1回だからできること

  • 徹底的な準備:リサーチ、構成、制作
  • 視覚的クオリティ:画像・動画の品質向上
  • 文章の推敲:誤字脱字チェック、読みやすさの確認

戦略3:投稿前の品質チェック

私が実践している5つのチェック項目とは、

  1. ターゲットに価値を提供できているか?
  2. 他の投稿と差別化できているか?
  3. 視覚的に魅力的か?
  4. 文章は読みやすいか?
  5. アクションを促せているか?

複数投稿したい場合の回避策

Facebook・Instagram対策

コメント欄活用法

メイン投稿は1つに絞り、追加情報をコメント欄で補完する

  • 本投稿:メインコンテンツ
  • 1つ目のコメント:詳細情報
  • 2つ目のコメント:関連リンク

フェイスブックでやってはいけない投稿例は、宣伝目的の投稿専門用語だらけの投稿や抽象的な投稿だったり、自分語りの投稿ネガティブな投稿だったりします。

質 > 量を忘れるな

20年間のWebマーケティング経験で学んだ最も重要な教訓の一つは、
「質は量に勝る」ということです。

SNS運用において、

  • Facebook・Instagram・YouTube・Note:1日1回が鉄則
  • Xのみ:1日数回まで許容
  • 全プラットフォーム共通:質の向上が最優先

「1日何度も投稿したい」という気持ちは理解できます。しかし、その情熱を「1回の投稿の質向上」に向けることで、確実に結果は変わります。

今日からできる具体的アクション

  1. 投稿頻度を1日1回に制限する
  2. 浮いた時間をコンテンツ品質向上に使う
  3. 1ヶ月後のエンゲージメント率を比較する

SNS運用で悩んでいる方は、まず「引き算」から始めてみてください。少ない投稿で大きな成果を上げる。それができると、非常に効果が上がります。

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