
「毎日投稿しているのに、全然集客できない…」
そんな悩みを抱える中小企業や個人事業主の方、
実は自分語り投稿が原因かもしれません。
20年間のWebマーケティング実践で1,000社以上をサポートしてきた私、つちやたけしが、
なぜ自分語り投稿が集客の妨げになるのか、
正しいSNSを使った集客方法をお伝えします。
自分語り投稿が集客できない本当の理由
自分がやらないために、自分語り投稿が集客できない本当の理由を知っておきましょう。
「自分のことほど他人が興味を持たないものはない」の真実
これは、SNS集客で最も重要な原則です。
私がサポートしている企業の中で、「SNSで全然集客できない」と相談される方の5割が、
日記のような自分語り投稿をされています。
なぜ日記投稿では集客できないのか?
理由は簡単です。
一般人の日常生活に、他人は興味を持たないからです。
なぜ日記投稿では集客できないのか?については、下の記事で詳しく解説しています。
↓↓↓
やってはいけない集客方法「宣伝ばかりの投稿」が売上を下げる理由と正しい集客方法
興味を持たれない投稿の典型例
よくある日記投稿はこういうものがあります。
- 「今日のランチは〇〇でした」
- 「朝から会議でした」
- 「疲れました。お疲れ様です」
- 「今日も一日頑張りました」
これらの投稿を見たユーザーの心理は、
「だから何?」
「私に関係ある?」
「なんでこれを見せられてるの?」
などではないでしょうか。
こういう場合、エンゲージメントが上がりません。
原因は3つあると考えます。
エンゲージメントが上がらない3つの原因
日記投稿だと、エンゲージメントが上がらない原因は3つあります。
原因1:他人軸ではなく自分軸の発信
日記投稿の特徴は「自分軸」であることです。
- 自分が何をしたか
- 自分がどう感じたか
- 自分の状況報告
しかし、SNSで重要なのは「他人軸」の発信です
- 読み手にとって有益な情報
- 読み手の問題を解決する内容
- 読み手が共感できる体験
ここが違いますね。
有名ではない自分が発信する場合は、他人軸が多めに必要です。
原因2:価値提供がない
日記投稿には「価値」がありません。
SNSユーザーが求めているのは、
- 役に立つ情報
- 面白い・感動できるコンテンツ
- 学びや気づきを得られる内容
- 問題解決のヒント
しかし、多くの日記投稿には、
- 読み手のメリットがない
- 新しい発見がない
- 行動を促す要素がない
と考えます。
有名人の日記には、有名人の日記を読むという面白さがあるため、ニーズがあります。
原因3:アルゴリズムに評価されない
SNSのアルゴリズムは、エンゲージメントの高い投稿を優先表示します。
日記投稿は、
- いいね!がつかない
- コメントがつかない
- シェア・リツイートされない
- 保存されない
結果として、
- 投稿が表示されにくくなる
- フォロワーにも届かない
- 新規ユーザーに見てもらえない
日記投稿で集客に失敗した実例
事例1:神戸の税理士事務所
失敗していた投稿内容は、
- 「今日も確定申告の準備で忙しかったです」
- 「事務所に新しい机を買いました」
- 「コーヒーを飲んで一息ついています」
結果
- エンゲージメント率:0.5%以下
- 問い合わせ:SNS経由0件
- フォロワーの反応:皆無
改善後の投稿内容
- 「確定申告で損しないための5つのポイント」
- 「新しい応接セットを買いました。これで来客も安心です。いつでもお越しください。」
- 「コーヒー飲んで一息。おすすめのコーヒーを紹介します。」
改善後の結果
- エンゲージメント率:3%以上
- 問い合わせ:SNS経由月1件
- フォロワー数:増加
事例2:三重の接骨院
失敗していた日記投稿
- 「多くの患者が来て大変でした」
- 「新しい治療器具を導入しました」
- 「休みがなくて困ります。休みたいです。」
結果
- 認知度低い
- 新規来院:SNS経由なし
- 専門性が伝わらない
改善後の価値提供投稿
- 「デスクワーカー必見!肩こり解消ストレッチ3選」
- 「今日は、ぎっくり腰になった時の正しい対処法を教えます」
- 「スポーツ後の疲労回復、プロが教える方法」
改善後の結果
- 幅広い層から反響
- 新規来院:SNS経由月2件
- 「頼れる治療院」として評価向上
芸能人と一般人の決定的な違い
なぜ芸能人の日記は人気なのか?
芸能人の日記投稿が人気な理由
- 既に有名である
- ファンが存在する
- その人の人生に興味を持つ人がいる
- 特別な人生を送っている
- 一般人には体験できないことを経験
- 憧れの対象として見られている
- エンターテイメント性がある
- 見ているだけで楽しい
- 話題性がある
一般人が同じことをしても効果がない理由
一般の方の場合
- まだ有名ではない
- ファンがいない
- 特別感のない日常
- エンターテイメント性に欠ける
つまり、芸能人と同じ戦略は通用しません。
一般の方は、「価値提供」によって興味を持ってもらう必要があります。
集客につながるSNS投稿の正しい方法
基本原則:「価値提供ファースト」
集客につながる投稿の3要素
- 教育的価値:役に立つ情報
- エンターテイメント価値:楽しい・面白い
- 感情的価値:共感・感動を呼ぶ
具体的な投稿内容例
1. お役立ち情報の発信
悪い例(日記): 「今日は新しいツールを使ってみました」
良い例(価値提供): 「新しいツールで作業効率が3倍になりました!おすすめです。」
2. 業界の専門知識をわかりやすく
悪い例(日記): 「今日もお客様の相談を受けました」
良い例(価値提供): 「よく聞かれる質問TOP3とその解決法をシェアします」
3. 失敗談から学びを提供
悪い例(日記): 「今日は失敗してしまいました」
良い例(価値提供): 「今回の失敗から〇〇ということが学べます」
業界別「やってしまいがちな日記投稿」改善例
飲食業界
日記投稿: 「今日も忙しい一日でした。ありがとうございました」
改善例: 「昨日は『裏メニュー』を準備していました。明日からお弁当に使えるレシピ公開します」
整体・治療院
日記投稿: 「今日は〇人の患者を診て疲れました」
改善例: 「デスクワークでお疲れの人が、教えた簡単ストレッチでマシになったとご連絡いただきました。」
コンサルティング業
日記投稿: 「今日はクライアント様と打ち合わせでした」
改善例: 「今日は打ち合わせで、会社が伸びないとき、考えられる3つのパターンをお伝えしました。今すぐやってほしいですね。こんなものです。」
小売業
日記投稿: 「新商品が入荷しました」
改善例: 「プロが教える!失敗しない〇〇の選び方と長持ちさせるコツ」
日記投稿から価値提供投稿への転換方法
ステップ1:「読み手のメリット」を明確にする
投稿前チェックリスト
- この投稿を読んで、読み手は何を得られるか?
- 読み手の問題を解決できるか?
- 読み手が行動を起こしたくなるか?
- 読み手がシェアしたくなる内容か?
ステップ2:具体的で実践的な内容にする
抽象的な表現を避ける
- 悪い例:「頑張っています」
- 良い例:「効率を30%向上させる3つの方法」
数字を使って具体性を高める
- 悪い例:「たくさんのお客様に」
- 良い例:「月100人のお客様に」
SNS集客を成功させる「3つの黄金ルール」
ルール1:80%価値提供、20%自己紹介
投稿の比率
- 価値提供(お役立ち情報):80%
- 自己紹介・宣伝:20%
ルール2:読み手視点で投稿を作成
投稿作成時の質問
- 「この投稿は誰の役に立つ?」
- 「読み手はどんな行動を起こす?」
- 「私がユーザーなら、この投稿に興味を持つ?」
ルール3:継続的な改善と分析
定期的にチェックすべき指標
- エンゲージメント率
- フォロワーの増減
- プロフィールへのアクセス数
- 問い合わせ・売上への影響
今すぐ実践できる「脱・日記投稿」テクニック
1. 「今日の学び」に変換
日記: 「今日は〇〇をしました」
改善: 「〇〇をして分かった!意外な発見3つ」
2. 「Tips形式」で価値提供
日記: 「〇〇で困りました」
改善: 「〇〇で困った時の解決法5選」
3. 「Before/After」で成果を見せる
日記: 「作業が終わりました」
改善: 「〇時間かかっていた作業を〇分に短縮した方法」
4. 「お客様の声」で価値を証明
日記: 「お客様と話しました」
改善: 「お客様から『〇〇が解決した!』と嬉しいお声をいただきました」
日記ばかりの投稿は集客の大敵
SNSでの日記・自分語りばかりの投稿は、集客にとって逆効果です。
理由
- 他人は一般人の日記に興味がない
- 価値提供がないためエンゲージメントが上がらない
- アルゴリズムに評価されず表示されない
- フォロワーが増えず、離れていく
今日から実践してほしいこと
- 過去の日記投稿を見直し、削除or修正
- 投稿前に「読み手のメリット」を確認
- 価値提供を中心とした投稿に変更
- 継続的に分析・改善を行う
集客したいなら、日記のみの投稿は止めましょう
あなたのSNSは、見込み客があなたの専門性と人柄を判断する重要なツールです。
「この人は私の問題を解決してくれそう」
「この人は信頼できそう」
「この人にお願いしたい」
そう思われるような、価値ある発信を心がけてください。
それが、最も効果的なSNS集客法です。
「価値提供型のSNS発信に変えたいが、どうすればいいかわからない」という場合は、
20年の実践経験から、あなたの業界に合った価値提供型のSNS戦略を具体的にアドバイスいたします。
↓↓↓
SNS戦略を相談する