
「売り込みは苦手。でも喜んでもらえる仕組みを作りたい」スポーツデザイナー松田さんにインタビュー
スポーツチーム向けのオリジナルグッズ制作から、デザイン業務まで。多岐にわたる仕事をこなしながら、「好き」と「得意」を掛け合わせて新しい仕組みを作っているスポーツデザイナー松田さん。
今回は、実際に手がけているグッズ販売ビジネスの裏側から、将来の展望までお話を伺いました。
スポーツチームを支えるオリジナルグッズ制作

つちや:今のお仕事について教えてください。
松田:本業はグラフィックデザインなんですが、今はスポーツ系のチームと関わることが多いです。
Vリーグのバレーボールや、実業団の陸上チーム、ストリートバスケの3×3などとお仕事させていただいていて、チーム向けのオリジナルグッズ制作を担当しています。
たとえば、自分のユニフォーム型のキーホルダーや、名前入りの立体的な3Dタグ、タオルなど。すべてカスタマイズ可能で、推しの選手の名前や背番号が入れられるようにしています。
グッズ制作から発送・管理まで、まるっと請け負う
つちや:グッズはどこで売ってるんですか?
松田:自分のネットショップで販売していて、イベント時は出張で現地販売もしています。
注文を受けてから私がデザイン・制作・発送まで全部やるというスタイルなので、チーム側にとってはノーリスクなんです。
チームと相談して販売価格を決めて、私が管理・運営・発送。売れた分からキックバックするという形です。
つちや:それ、めちゃくちゃ親切ですね(笑)しかもチーム側のリスクがゼロって…。
松田:ほんとに「いたれりつくせり」なんですよ(笑)
だからすごく喜んでもらえてます。
販路を広げたい。でも売り込みは苦手

つちや:すごくいい仕組みだと思うんですが、どうしてもっと広がってないんですか?
松田:うーん、売り込みが苦手なんですよ。
チラシを配ったり、SNSでDMを送ったりっていうことが、なかなかできてなくて。
でも、ちゃんと伝えれば「それいいね」って言ってもらえるので、実はもっとニーズはあると思います。
つちや:営業って8割くらいは失敗しますからね。だから、「売り込みはしない」って割り切るのも一つの手ですよ。
松田:そうですね・・・「活動はするけど売り込みはしない」っていう方向、楽になりそうです。イベントに参加して自然に接点を作っていく、みたいな。
一番のやりがいは「グッズで応援できること」

つちや:いろいろなお仕事の中で、一番やりがいを感じるのは?
松田:やっぱりグッズ制作ですね。
チームや選手をグッズで応援できる、という感覚があって。それに、喜んでもらえるのがやっぱり嬉しいです。
理想としては、グッズ制作を軸に、チラシやバナー、SNS画像など、広報まわりもトータルでサポートできるようになれたらと考えています。
将来の目標と、ちょっとした悩み
つちや:将来的には何を目指してますか?
松田:まずは今のグッズ制作事業をがんばることが目標です。
今は年間数チームと取引がありますが、これをもっともっと拡大したい。
ただ、売り込み活動が苦手で…。来てもらえる仕組みづくり、接点づくりをもっと考えないとなと思ってます。
つちやへの印象

つちや: 最後に、僕に対する印象を聞かせてください。良い面と悪い面も含めて。
松田: 面倒見が良いと思います。コンサルも受けさせてもらって、軌道修正してもらえました。ただ、たまに口調が怖い時があるかもしれません(笑)。でも話が早くて、的確なアドバイスをもらえるので助かってます。
つちや: あー、それは家族にもよく言われます(笑)。イラチなんで、つい単刀直入になっちゃうんですよね。気をつけます!
今後の展開について
松田さんのやっていることは、仕組みとしては非常にスマートで、チーム側にとっても圧倒的にラクでリスクがない。
それなのに、あまり知られていないのがもったいないと感じます。
グッズ制作の代行にとどまらず、受注・製造・発送・利益還元まで一貫して担うその仕組みは、まさにスポーツチームにとって“ゼロリスク”でありながら、チームや選手、ファンの喜びに直結する価値のある取り組みです。
「グッズは作りたいけど、時間も人手も足りない」
そんな課題を抱えるスポーツ団体や地域チームの方にこそ、松田さんの存在を知っていただきたいと感じました。
今後も、スポーツの現場とファンをつなぐ存在として、さらなる活躍が期待されます。
松田真樹(マッキー)プロフィール

スポーツ愛から生まれたスポーツグッズ支援ビジネスの仕掛け人
makkiedrops(マッキードロップス)代表
グラフィックデザイナー・スポーツチーム専門グッズクリエイター
想いをカタチにする「熱量高めなデザイナー」
「とにかくスポーツが好きなデザイナー」として、スポーツを観ることも実際に身体を動かすことも愛する松田さん。スポーツを取り巻く世界を「パンパカパーン!」とみんながワクワクするような笑顔になれるデザインを追求し続けています。
奈良・京都を中心に活動し、単なるデザイン制作にとどまらず、スポーツチームの「想いをカタチにする」クリエイターとして独自のポジションを築いています。
「完全リスクゼロ」スポーツグッズ事業モデル
松田さんが開発したスポーツチーム向けグッズ事業は、リスクゼロのビジネスモデルとして人気です。スポーツチーム向けグッズのことなら、マッキーへご連絡ください→マッキーさんのサイト
マッキーさんのエックス、マッキーさんのインスタ

松田真樹 makkiedrops
奈良県在住のグラフィックデザイナー。
スポーツチームのグッズ制作、ビジュアルデザイン、販促物制作などを手がける。近年は、実業団やアマチュアチーム向けにオリジナルグッズの企画・制作・販売サポートまでを一括で担う仕組みを構築。
制作だけでなく、受注・発送・チームへの収益還元まで手がける「完全伴走型サポート」をおこなっている