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やってはいけない集客方法、法人営業したいのにホームページを作らない

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。

「よーし、今日から法人向けの営業をスタート!」
「リストを作ってテレアポだ!交流会にも行って名刺交換しまくるぞ!」

「ホームページなんて高くて作れないし、まずは足で稼ぐのが先だ」
「SNSのDMだけで仕事は取れる」

と思っているなら、今すぐその認識を改める必要があります。

法人営業においてホームページを作らないことは、やると確実に大損をする致命的なミスなのです。

BtoCとBtoBでホームページの役割は全く違う

個人のお客さん相手(BtoC:飲食店、美容室など)なら、ホームページがなくてもInstagramやTwitterの雰囲気だけで「美味しそう!行ってみよう」と感情で衝動買いしてもらえることがあります。

しかし、企業相手(BtoB)のビジネスは根本的にルールが異なります。法人取引で最も重視されるのは「感情」ではなく「信頼・安全・稟議(りんぎ)の承認」です。


目の前の担当者が「あなたのサービスを気に入った」としても、それだけでは会社のお金は1円も動きません。

担当者は上司や役員に「この会社にお金を払って契約しても安全です」と説得(稟議)しなければなりません。そのための「証拠書類(会社の履歴書)」として、ホームページが絶対に必要になるのです。

目次

1. なぜ法人営業にホームページが必須なのか

法人(企業)相手にビジネスをするなら、ホームページは単なる「名刺代わり」ではありません。以下の5つの理由から、ビジネスを成立させるための「必須インフラ」だと言えます。

1、担当者が「稟議を通すための証拠」として使う

企業が新しいサービスを導入する際、担当者は必ず上司に決裁(許可)を仰ぎます。上司は「どこの馬の骨とも分からない会社」と契約してトラブルになることを極端に恐れます。

「ホームページすらない会社にお金を払うなんてリスクが高すぎる。却下だ」と言われてしまえば、担当者がどれだけあなたを気に入っていても契約は結べません。

2、「怪しくない会社かどうか」の与信確認(信用調査)に使われる

企業は取引を開始する前に、相手企業が反社会的勢力ではないか、ペーパーカンパニーではないか等の「与信確認」を行います。

その第一歩が「社名でネット検索すること」です。検索しても自社サイトが出てこない会社は、その時点で「実態がない怪しい会社」とみなされ、取引の土俵にすら上がれません。

3、競合比較の土台になる

企業は必ず「相見積もり(複数の会社を比較検討すること)」を取ります。あなたが営業に行った後、担当者は必ず同業他社のホームページを検索して比較します。

他社は立派な実績が載ったホームページがあるのに、あなただけホームページがない状態。これでは比較検討の候補から真っ先に外されてしまいます。

4、24時間365日「営業マン不在でも会社を説明」できる

あなたが寝ている間も、休日に家族と過ごしている間も、ホームページは文句ひとつ言わずにあなたの会社の魅力やサービス内容を正確に説明し続けてくれます。

担当者が「そういえばあのサービス、いくらだったっけ?」と気になった時、いつでも確認できる場所があることは大きな強みになります。

5、メールや名刺に記載するURLが信頼性の証明になる

営業メールを送る際や、名刺交換の際。署名欄に「https://〜」という自社ドメインのURLがあるだけで、受け取る側の安心感は全く違います。

逆に、GmailやYahooメールなどのフリーメールを使い、URLの記載もない営業メールは、99%「迷惑メール(スパム)」としてゴミ箱行きになります。

「ホームページなし」で法人営業すると起きる具体的な損失

ホームページを持たないまま法人営業を続けると、現場でどのような損失(機会ロス)が発生するのでしょうか。

よくある場面何が起きるか(損失の内容)相手(担当者)の心理
商談後のフェードアウト初回商談は盛り上がったのに、「一度社内で検討します」と言われた後、メールをしても電話をしても音信不通になる。「上司に報告しようと検索したらホームページがなくて、怪しまれたからもう連絡するのはやめよう…」
担当者は乗り気なのに失注担当者レベルでは「ぜひ導入したい!」と言ってくれたが、数日後に「申し訳ありません、今回は見送りで…」と断られる。「個人的にはすごく良いと思ったのに、役員会議で『ホームページもないような個人とは取引するな』と一蹴されてしまった…」
会社概要の提出を求められる「まずは御社の会社概要(パンフレットやPDF)を送ってください」と言われ、何も用意していなくて対応に詰まる。「ホームページもないし、会社概要の資料すらすぐに出せないなんて、ビジネスの基本ができていない会社だな」
相見積もりで即脱落競合他社と比較された際、価格やサービス内容以前の問題で検討リストから外される。「A社は導入事例も豊富で安心。B社(あなた)はそもそも情報が何もないから比較のしようがない。A社に決まりだな」

BtoB企業担当者が「ホームページで必ず確認すること」

企業の担当者があなたのホームページを見に来た時、彼らは「かっこいいデザイン」を見たいわけではありません。「安心できる証拠」を探しているのです。

確認される項目なぜ確認するのか(企業側の視点)
会社概要(設立年・資本金・代表者・所在地)「いつからある会社か」「実在する住所か(バーチャルオフィスでないか)」「誰が責任者か」という基本情報で、架空の詐欺会社ではないかを確認するため。
実績・導入事例・顧客リスト「すでに他の会社(特に有名な会社)も使っている」という事実が、上司を説得する際の最強の殺し文句になるため。
サービス・商品の詳細と価格帯「結局、何をいくらでやってくれるのか」を正確に把握し、自社の予算内に収まるか、稟議書にどう書けばいいかを整理するため。
連絡先・問い合わせフォーム疑問点があった際にすぐ連絡できる体制があるか、サポート窓口として機能しているかを確認するため。
代表者プロフィール・会社の理念「どんな想いで、どんなバックグラウンドを持つ人が経営しているのか」を知り、最終的な信頼関係(人間性)を担保するため。

「最低限のホームページ」でも絶大な効果がある

「ホームページが必要なのは分かったけど、制作会社に頼むと100万円以上かかるし無理だ…」と諦める必要は全くありません。

BtoB(法人営業)において求められるのは、アニメーションが動くような豪華なデザインや、莫大な費用をかけた美しいサイトではありません。「情報の正確さ」「信頼感」「実績の証明」が伝われば十分なのです。

WordPressやWix、STUDIOといった無料〜低価格のツールを使って自分で作った「5〜10ページのシンプルなサイト」でも全く問題ありません

。法人営業においては、「豪華なサイトがないこと」より「名刺代わりのサイトすら存在しないこと」の方が100倍致命的だからです。「ないよりある」が、法人営業における圧倒的な大正解です。

まとめ

法人営業において、ホームページは「あってもなくてもいいもの」ではなく、「会社としての最低限の身だしなみ」であり「履歴書」です。

スーツを着ずにパジャマで営業に行く人がいないように、ホームページを持たずに法人営業に行くことは、相手の企業に対して「私たちはまだ、まともなビジネスをする準備ができていません」と宣言しているようなものです。

「時間がない」「お金がない」を言い訳にして、何十件、何百件と営業をかけても、最後の上司の稟議で落とされてしまっては、あなたの努力と汗はすべて水の泡になってしまいます。

今すぐ、名刺代わりのサイトで構いません。あなたの会社の「実態」を証明する場所をネット上に作りましょう。

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。
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