
「技術はあるけど、営業がうまくいかない」
「案件が途切れがちで収入が安定しない」
「大阪で他のデザイナーとの差別化に悩んでいる」
こんな悩みを抱えていませんか?
私自身も複数事業を並行して運営しているため、多くのWebデザイナーさんとお付き合いがあります。
その経験から言えるのは、技術力だけでは営業は成功しないということ。そして、大阪という地域性を活かした独自の営業戦略が必要だということです。
今日は、大阪で実際に成功しているWebデザイナーの営業手法を、包み隠さずお話しします。
大阪のデザイナー業界の競合の多さと差別化の重要性
大阪にはめちゃくちゃたくさんのWebデザイナーがいます。フリーランス、制作会社、個人事業主まで含めると、相当な数です。
でも、ここに営業のヒントがあります。多くのWebデザイナーは、
- 技術的な説明ばかりして顧客の課題を聞かない
- ポートフォリオを見せるだけで提案が弱い
- 価格勝負に走りがち
- 継続的な関係構築ができていない
つまり、営業力のあるWebデザイナーは実は少数派なんです。
大阪という土地の特徴を理解する
大阪の企業と20年付き合ってきて感じるのは、
- 人間関係を重視する
- コストパフォーマンスにシビア
- 実績よりも信頼性を評価する
- 長期的な付き合いを好む
- 率直な物言いを評価する
この特徴を理解して営業アプローチを変えるだけで、成約率は確実に上がります。
大阪で成功するWebデザイナーの営業方法7選
紹介営業の仕組み化
既存クライアントからの紹介が最強
私が見てきた成功しているWebデザイナーは、必ず紹介営業の仕組みを持っています。
紹介を増やす具体的な方法
- プロジェクト完了時の働きかけ
- 「同じような課題を抱えている会社さんがあれば、ぜひご紹介ください」
- 「紹介いただいた場合は、○○のサービスを無料で提供します」
- 定期的なフォローアップ
- 月1回のメンテナンス報告時に近況を聞く
- 業界の情報提供で接触頻度を上げる
- 紹介インセンティブの設定
- 紹介手数料の支払い
- サービスの無料提供
- 会食での感謝表現
SNS営業:大阪のコミュニティを活用
X(旧Twitter)とInstagramで地域密着アプローチ
大阪のWebデザイナーが意外と活用できていないのがSNS営業です。
効果的なSNS営業の進め方
【X(旧Twitter)活用法】
#大阪
#関西
#○○区
のハッシュタグを活用- 地域の企業アカウントをフォロー&リプライ
- 大阪のビジネス情報を定期発信
- 制作実績を大阪の風景と絡めて投稿
【Instagram活用法】
- 制作過程のストーリーズ投稿
- 大阪の企業との打ち合わせ風景
- ビフォーアフターの視覚的アピール
- 地域ハッシュタグでの露出拡大
専門性をアピール
ブログとYouTubeで権威性を構築
コンテンツで専門性を示すのは非常に効果的です。
具体的なコンテンツ戦略
- 大阪の事例ブログ
- 「大阪の○○業界のWeb制作事例」
- 「関西企業に効果的なデザインのコツ」
- SEOを意識したキーワード選定
- YouTube動画制作
- デザイン制作過程の解説
- 大阪企業へのインタビュー
- Web制作のコツを関西弁で解説
- 無料コンテンツの提供
- Webデザインチェックリスト
- 大阪企業向けWeb戦略ガイド
- 無料相談の入り口として活用
パートナーシップ営業:他業種との連携
マーケターやライターとの協業で案件拡大
単独よりもチーム営業の方が大型案件を取りやすいです。
効果的なパートナーシップ
- Webマーケターとの連携
- デザイン + SEO対策のセット提案
- 制作後の運用まで含めた長期契約
- ライターとの協業
- デザイン + コンテンツ制作のワンストップ
- より高単価な案件への挑戦
- カメラマンとの連携
- 撮影 + Webデザインの一括受注
- 店舗系クライアントに特に効果的
リピート営業:既存顧客の深耕
新規開拓の5倍効率的な既存顧客営業
新規営業ばかりに目が行きがちですが、既存顧客からの追加受注が最も効率的です。
リピート率を上げる具体的方法
- 定期メンテナンス契約
- 月額1〜3万円の保守契約
- 安定収入の確保
- 段階的提案
- まずは小さな修正から関係構築
- 徐々にリニューアルやLP制作を提案
- 季節営業
- 年末年始のキャンペーンLP
- 新年度のサイトリニューアル
- 決算期の販促サイト制作
イベント営業:リアルでの関係構築
大阪の人情を活かした対面営業
大阪は対面でのコミュニケーションを重視する文化があります。これを活かさない手はありません。
効果的なイベント営業
- 異業種交流会への参加
- 商工会議所主催のイベント
- 各区の青年会議所活動
- 業界団体の懇親会
- 自主開催セミナー
- 「中小企業のためのWeb活用セミナー」
- 無料セミナーで見込み客を集客
- その場で個別相談の予約を取る
- コワーキングスペースの活用
- 定期的に同じ場所で作業
- 自然な形での人脈構築
- 起業家との出会いの場
営業で差がつく「提案力」の向上方法
ヒアリング力を鍛える
多くのWebデザイナーが失敗するのは、技術的な説明に終始して、顧客の本当の課題を聞き出せないことです。
効果的なヒアリング手法
- 「現在のホームページで困っていることは?」
- 「理想的な状態はどのような状況ですか?」
- 「競合他社と比べて、どこで差をつけたいですか?」
- 「予算感はどの程度をお考えでしょうか?」
ROI(投資対効果)で提案する
大阪の企業はコストパフォーマンスを重視します。単に「かっこいいサイトを作ります」ではなく、「売上につながるサイトを作ります」と提案しましょう。
数字で示す提案例
- 「月間問い合わせを現在の3件から10件に増やします」
- 「SEO対策により、検索からの流入を50%増加させます」
- 「スマホ対応でコンバージョン率を20%改善します」
大阪のWebデザイナーが陥りがちな営業の失敗パターン
価格競争に巻き込まれる
「安さ」で勝負すると必ず負けます。価格ではなく、価値で勝負しましょう。
価値提案の例
- 地域密着だからこそのアフターサポート
- 企業の特性を理解したデザイン
- 継続的な関係での柔軟な対応
技術的な説明に終始する
顧客が知りたいのは技術ではなく、「それで自分の会社はどうなるのか?」です。
フォローアップ不足
提案して終わりでは成約率は上がりません。適切なフォローアップが必要です。
効果的なフォローアップ
- 提案から3日後:メールでの確認
- 1週間後:電話での状況確認
- 2週間後:追加資料の提供
大阪のWebデザイナーが営業で成功するための心構え
技術力と営業力の両方を持ったWebデザイナーは圧倒的に少ないということです。
大阪という地域性を活かし、以下の点を意識して営業活動を行ってください。
営業は技術と同じくらい重要なスキル
Webデザイナーの多くが「営業は苦手」「作ることに集中したい」と言いますが、フリーランスや個人事業主にとって営業は生命線です。
でも安心してください。営業も技術と同じで、正しい方法で継続すれば必ず上達します。今回お話しした方法を一つずつ実践して、大阪で愛されるWebデザイナーを目指してくださいね!
頑張っている皆さんを心から応援しています。何か質問があれば、いつでもお声かけください!