
「LPを作ったのに、問い合わせが増えない」
「アクセスはあるのに、フォーム送信まで行かない」
「広告費を上げる前に、LP側をどう直せばいいか分からない」
これは、よくある状況です。
問い合わせが増えない原因は、センス不足ではなく、だいたい直すべき部分があるという点です。
LP(ランディングページ)の問い合わせは、ざっくりこの掛け算で決まります。
問い合わせ数 = LP訪問数 ×(ボタンが押される率)
なので、最短で増やすなら「訪問数」をいじる前に、まずは 押される率 を直します。
ここを直すと、同じアクセスでも問い合わせが増えます。これが一番手堅いです。
問い合わせが増えるLPは「3つが揃っている」
問い合わせが増えるLPは、次の3つが揃っています。
| 要素 | ひとことで | これが弱いと起きること |
|---|---|---|
| 価値が一瞬で分かる | 誰の何の悩みをどう解決するか | 読まれずに離脱 |
| 信頼できる | 不安が先回りで消えている | 「検討します」で離脱 |
| 何をすればいいのか明確 | 迷わず押せて、フォームが短い | 途中離脱 |
このあと、これの具体的なチェック表をご紹介します。
最短の改善順(ここを直すほど問い合わせは増えやすい)
| 改善優先 | 直す場所 | 目的 | 期待できる変化 |
|---|---|---|---|
| 1 | ファーストビュー(最初の画面) | 3秒で「自分のためだ」と思わせる | 直帰率↓ / スクロール↑ |
| 2 | CTA(ボタン) | 押す理由を作る/迷いを消す | クリック率↑ |
| 3 | フォーム(EFO) | 入力のしんどさを減らす | 完了率↑ |
| 4 | 信頼要素(事例・お客様の声・FAQ等) | 不安を潰して最後の背中を押す | CVR↑ |
| 5 | 計測と改善(仮説→テスト) | 当たり外れを早く見つける | 伸びが継続 |
1)ファーストビューで問い合わせが決まる
LPの離脱は、最初の画面(ファーストビュー)でほぼ決まります。理由は簡単で、訪問者はまず「読む」前に「見て判断」するからです。
ファーストビューで見られているのは、次の4つだけです。
- これは 自分向け か(対象)
- 何が 得られる のか(結果)
- なんで あなた なのか(根拠)
- 次に 何をすればいい のか(行動)
ファーストビューの必須パーツ
| パーツ | 役割 | 例(書き方の型) |
|---|---|---|
| メインコピー | 得られる結果を一言で | 「◯◯の問い合わせを、最短◯日で増やす」 |
| サブコピー | 対象と手段の補足 | 「広告/SEO/紹介など、流入別に改善します」 |
| 根拠 | 信頼の入口 | 「支援◯社」「実績例」「具体プロセス」など |
| CTA | 次の行動 | 「無料で相談する」より具体化(後述) |
ファーストビューの文章(BtoB向け / BtoC向け)
BtoB向け(検討期間が長い想定)
- メイン:
「問い合わせが増えるLPに直します。ムダな広告費を増やさず、まず成約する導線を作ります」 - サブ:
「ファーストビュー/CTA/フォームを優先して改善。必要なら事例・FAQまで整えます」 - 根拠の置き方:
「対応業種」「改善ステップ」「よくある失敗の回避」を先に出す
BtoC向け(勢いと安心が重要)
- メイン:
「予約・申込みが増えるLPに整えます。初めての人でも迷わない導線にします」 - サブ:
「メニュー・料金・流れ・注意点を最初に整理して、不安を消します」 - 根拠の置き方:
「お客様の声」「よくある質問」「流れ」を早めに出す
2)CTA(ボタン)で押されない問題を解決する
問い合わせが増えないLPは、CTAが弱いというより、CTAの前に不安が残っているケースが多いです。
だからCTAは「気合いのボタン」ではなく、不安を減らす設計で作ります。
CTA文言のおすすめ(「問い合わせ」以外も用意する)
| 訪問者の温度感 | 最適なCTA | 理由 |
|---|---|---|
| 低い(まだ迷ってる) | 「まずは資料を見る」「事例を見る」 | いきなり問い合わせは重い |
| 中(比較検討) | 「無料で相談する」「見積の目安を聞く」 | 背中を押す |
| 高い(今すぐ) | 「今すぐ問い合わせ」「日程を調整する」 | 行動させる |
「問い合わせ」しかないLPは、温度の低い人を取りこぼします。
おすすめは 2種類まで です(軽いCTA+重いCTA)。
CTAの配置(押されるLPは途中にも置く)
| 位置 | 置く理由 |
|---|---|
| ファーストビュー直下 | まず押せる人を拾う |
| ベネフィット・特徴の後 | 納得した瞬間に押せる |
| 信頼要素(事例・声・FAQ)の後 | 不安が消えたタイミングで押せる |
| 最下部 | 読み切った人の最後の受け皿 |
3)フォーム(EFO)で最後の離脱を止める
フォーム改善(EFO)は地味ですが、問い合わせ増の最短ルートです。理由は、フォームは「やる気がある人」が最後につまずく場所だからです。
フォーム離脱が起きる典型的な原因 → 具体的な対策
| 離脱理由 | ありがちな状態 | 改善策(具体) |
|---|---|---|
| 入力が多い | 項目が10個以上 | 必須を最小にする(後述) |
| スマホでしんどい | 小さい・押しにくい | 1項目1行、入力補助を入れる |
| エラーが分かりにくい | 送信後にまとめてエラー | その場でエラー表示、文言を具体化 |
| 心理的に怖い | 個人情報が不安 | 取り扱い・返信目安・営業有無を明記 |
| 送った後が不明 | 何が起きるか分からない | 「送信後の流れ」を書く |
問い合わせフォームの「最小構成」(まずここまで削る)
まずは、フォームを軽くします。
目的は「連絡が取れる」ことだけです。
| 種類 | 最小の必須項目 | できれば任意にしたい |
|---|---|---|
| BtoB | 会社名/担当者名/メール/電話(どちらか)/相談内容(自由記述) | 住所/部署/役職/予算/導入時期 |
| BtoC | 名前/メール or 電話/希望日時(あれば)/要件(自由記述) | 住所/年齢/細かいアンケート |
入力項目は増やすほど、完了率は落ちます。
必要な情報は、問い合わせ後に聞けばOKです。
そのまま使える、フォーム周りの安心文(コピペ用)
- 「ご入力は1分で終わります」
- 「営業電話はしません(必要な場合のみご連絡します)」
- 「通常◯時間以内に返信します」
- 「ご相談内容は外部に公開されません」
- 「まだ依頼するか決まっていなくても大丈夫です」
この一文があるだけで、送信率が変わります。
4)信頼要素で「最後の不安」を消す
LPで問い合わせが起きない最大の理由は、だいたい最後の不安です。「良さそうだけど、失敗したくない」ですね。
その不安を消すパーツを、順番に置きます。
信頼要素の優先順位(迷ったらこの順で追加)
| 優先 | 信頼要素 | 役割 |
|---|---|---|
| 1 | 事例(Before→After) | 「自分もいけそう」を作る |
| 2 | お客様の声(具体コメント) | 第三者視点で安心させる |
| 3 | よくある質問(FAQ) | 不安を先回りで潰す |
| 4 | 流れ(問い合わせ後のステップ) | 次に何が起きるか分かる |
| 5 | 運営者情報(顔・所在地・方針) | 怖さを消す |
テンプレ:事例の書き方(短くても強い型)
事例は長文じゃなくてOKです。型だけ揃えると強いです。
- Before:どんな状態だったか(数字があると最高)
- 施策:どこをどう直したか(ファーストビュー/CTA/フォームなど)
- After:どう変わったか(問い合わせ数・CVR・商談数など)
- 一言:何が効いたのか
5)計測と改善サイクル
LPは「作って終わり」だと負けます。
勝つのは「小さく直して、早く当てる」人です。
最低限見るべき数字(これだけで改善が回る)
| 見る場所 | 指標 | 目安の見方 |
|---|---|---|
| ファーストビュー | 直帰率・スクロール | まず読まれてるか |
| CTA | クリック率 | 押したい気持ちが生まれてるか |
| フォーム | 完了率・離脱箇所 | 最後で落ちてないか |
| 全体 | CVR | 問い合わせに繋がってるか |
「どこが悪いか」が分かれば、直す順番は自動で決まります。
よくある失敗(先に潰すと強い)
| 失敗 | なぜ起きる? | どう直す? |
|---|---|---|
| いいことを全部書く | 伝えたいことが多すぎる | 1ページ1目的に絞る |
| CTAが弱い | 押す理由がない | CTA前に不安を消す |
| フォームが長い | 回収したい情報が多い | 必須を最小化、後で聞く |
| 実績が薄い | 信頼の材料が足りない | 事例/FAQ/流れで補う |
| 文章が抽象的 | 自分ごとにならない | 「誰のどの悩み」を具体化 |
次にやることを考える
最後に、やることを増やしすぎないために、状況別に「今日の1手」だけ置きます。
| 状況 | 今日やる1手 |
|---|---|
| 直帰が多い | ファーストビューのコピーを「誰の何をどうする」に直す |
| CTAが押されない | CTA文言を「次に起きることが分かる形」に変える |
| フォームで落ちる | 必須項目を半分にして、安心文を入れる |
| 検討で止まる | 事例・FAQ・流れを追加して不安を潰す |
| 全体が伸びない | 数字を見て詰まり箇所を特定して、順番に直す |
