
大阪の治療院がインスタグラムで集客する方法は、リールが中心となります。それらを地域別にバランス良く運用することが大事です。
今回の記事では、地域別でインスタグラムで集客する方法をご紹介します。
大阪の治療院がInstagramを始めるべき理由
全国を見渡すと、多くの治療院がInstagramを活用して安定した集客を実現しています。
特に東京や神奈川、福岡などでは、Instagram経由での新規患者獲得が当たり前になってきており、月間数十件の予約を獲得している治療院も珍しくありません。
大阪は「まだ」参入している治療院が少ない
ところが、大阪ではInstagramを本格的に活用している治療院はまだまだ少数派です。
これは単純に「大阪の人はインスタグラムに消極的」ということではありません。なぜなら、大阪の他業界を見ると、積極的にインスタグラムを見ている人が多いのがわかります。
大阪の他業界では、既にInstagram活用が進んでいる
飲食店では、インスタ映えするメニューの投稿で行列店を作り出している店舗が多数存在します。
美容室・美容院では、ヘアスタイルのビフォーアフターや施術動画で顧客を魅了し、予約が取れない人気店になっているサロンがたくさんあります。
歯科クリニックでも、治療前後の変化や院内の清潔感をアピールして、新規患者の獲得に成功している医院が増えています。
つまり、治療院業界だけが「未開拓市場」
この状況が意味することは明確です。
大阪のユーザーは確実にInstagramを見ていて、他業界では既に成果が出ています。にもかかわらず、治療院業界だけがこの波に乗れていない。
これは競合が少ない今だからこそのチャンスと言えるでしょう。
【基本戦略】治療院Instagram運用の5つのポイント
治療院においてインスタグラム運用は非常に大事な集客ツールの一つです。ここではその基本戦略を5つご紹介します。
1、プロフィール最適化(信頼性重視)
ビジネスアカウント必須設定項目
- 住所・電話番号の明記
- 営業時間・定休日の表示
- 公式サイト・予約サイトへのリンク
- 資格・経歴の明記
大阪の治療院のプロフィール例
🏥 梅田駅徒歩2分|国家資格者在籍の整体院
👨⚕️ 柔道整復師・はり師・きゅう師
🎯 腰痛・肩こり・頭痛専門
📱 インスタ見たで初回10%OFF
📞 当日予約OK|個室完備
🕐 平日9:00-20:00/土日9:00-18:00
2、ハッシュタグ戦略(地域×症状×専門性)
大阪治療院の基本ハッシュタグ構成
- 地域系(30%):#大阪整体 #梅田治療院 #天王寺整骨院
- 症状系(30%):#腰痛 #肩こり #頭痛
- 専門系(25%):#柔道整復師 #鍼灸師
- 独自系(15%):#○○整体院 #○○式施術
3、投稿コンテンツの黄金比率
投稿比率の最適バランス
- リール動画:60%(新規患者獲得のメイン武器)
- ストーリーズ:30%(既存患者との関係維持)
- フィード投稿:10%(重要な告知・専門情報)
4、投稿タイミング
大阪治療院に最適な投稿時間
- 平日:7:00-8:00(通勤時間)、19:00-21:00(帰宅後)
- 休日:10:00-11:00、15:00-17:00
- リール投稿:平日19:00-20:00が最も効果的
5、エンゲージメント戦略
フォロワーとの関係を良くする方法
- コメントへの返信は1日以内
- DMでの施術相談への丁寧な対応
- ストーリーズでの「質問スタンプ」活用
- 患者さんの投稿への「いいね」「コメント」返し
治療院がバズるリール動画の作成術
ここでは、治療院がリールをつくるとき、どんな動画を作ったらいいのかまとめてみます。
治療院のリール動画にはコツがあります
治療院のリール動画は、技術や問診のやり取りなどを視覚的に分かりやすくお伝えすることが大事です。特に「ビフォーアフター」や「施術テクニック」が、興味を引きやすいコンテンツです。
バズるリールの10パターン
バズりやすいリールのパターンを紹介します。
パターン1:「劇的ビフォーアフター」リール
具体的な作成方法
- 施術前の姿勢・可動域を撮影
- 施術後の変化を同じアングルで撮影
- 変化が分かりやすいよう画面分割
- 患者さんの感想コメント追加
注意点
- 患者さんの事前承諾必須
- 顔出しNGの場合は後ろ姿や体の一部のみ
- 医療広告ガイドラインを遵守
パターン2:「セルフケア・ストレッチ指導」リール
効果的なテーマ例
- 「1分でできる肩こり解消ストレッチ」
- 「デスクワーク中の腰痛予防法」
- 「寝る前3分の首こり改善術」
作成のコツ
- 手の動きを大きくはっきりと
- カウントダウン表示で分かりやすく
- BGMはリラックス系を選択
パターン3:「施術テクニック紹介」リール
人気の高いテーマ
- 「なぜこの手技で痛みが取れるのか」
- 「プロが教える正しいマッサージ方法」
- 「鍼治療の実際の様子」
撮影時の工夫
- 手技の細かい部分をアップで撮影
- スローモーション機能を効果的に使用
- 解説テロップで専門用語を分かりやすく
パターン4:「症状別改善メソッド」リール
バズりやすい症状
- 腰痛
- 肩こり
- 頭痛
パターン5:「院内・設備紹介」リール
安心感を与える要素
- 清潔な院内の様子
- 最新機器の紹介
- プライベート空間のアピール
- 感染対策の徹底ぶり
パターン6:「先生・スタッフ紹介」リール
親しみやすさアピール
- 資格・経歴の紹介
- 治療への想い・こだわり
- 患者さんとの日常的なやりとり
- 趣味や人柄が分かるエピソード
パターン7:「患者さんの声・体験談」リール
信頼性向上コンテンツ
- 施術後の感想インタビュー
- 通院期間と改善過程
- 日常生活の変化
- 他院との違いを実感した点
パターン8:「症状の原因解説」リール
教育系コンテンツ
- 「なぜ肩こりになるのか?」
- 「腰痛の本当の原因とは」
- 「頭痛のタイプ別対処法」
パターン9:「季節・時事ネタ連動」リール
タイムリーなコンテンツ
- 梅雨時期→湿度と関節痛の関係
- 夏→エアコンによる肩こり対策
- 冬→寒さによる筋肉の硬直防止
パターン10:「1日の院内ルーティン」リール
親近感アップコンテンツ
- 開院前の準備風景
- 施術室の清掃・消毒
- 1日の患者さん対応
- 閉院後の振り返り
リール作成の技術的ポイント
撮影環境の整備
- 自然光を最大限活用(院内の明るい時間帯)
- LED照明で影を軽減
- スマホ用三脚・ジンバルの活用
編集のコツ
- テンポの良いカット割り(3-5秒毎)
- 文字は大きく読みやすいフォント
- BGMは著作権フリー音源を使用
- 冒頭3秒で興味を引く構成
投稿最適化
- カバー画像で内容が一目で分かる
- キャプションで施術内容を詳しく説明
- ハッシュタグは約20個使用
- 投稿時間は19:00-20:00を狙う
【大阪エリア別戦略】地域特性を活かした集客方法
大阪の立地によって、ターゲット患者層や集客アプローチが大きく変わります。
梅田エリア:ビジネスパーソン特化戦略
特徴
- サラリーマン・OLが多い
- 平日の19:00以降の利用が多い
- 単価意識は高いが効果を重視
Instagram戦略
- デスクワーク関連の症状にフォーカス
- 「残業疲れ」「PC作業の肩こり」「通勤ストレス」
- 朝の通勤時間(7:00-8:00)の投稿が効果的
成功リール例
「5分でできる会議室ストレッチ」
ハッシュタグ例
#梅田整体 #梅田治療院 #デスクワーク肩こり #梅田駅近
#サラリーマン腰痛 #OL肩こり #梅田夜遅く #梅田土日営業
難波・心斎橋エリア:観光客×地元民ミックス戦略
特徴
- 観光客とインバウンドが多い
- 地元の若年層も多数
- SNS投稿率が高い
Instagram戦略
- 旅行疲れ・歩き疲れ対策
- 多言語対応(英語字幕付きリール)
- 観光地の近くであることをアピール
成功コンテンツ例
- 「道頓堀で歩き疲れ解消マッサージ」
- 「旅行中の急な腰痛対策」
- 「外国人も安心の治療院」
天王寺・阿倍野エリア:ファミリー×高齢者戦略
特徴
- ファミリー層と高齢者が中心
- 慢性的な症状での通院が多い
- 口コミ・紹介での来院が多い
Instagram戦略
- 家族の健康管理がテーマ
- 「お父さんの腰痛」「お母さんの肩こり」
- 子供の姿勢矯正、高齢者の健康維持
効果的なリール
- 「家族でできるストレッチ」
- 「子供の猫背改善法」
- 「シニア向け関節ケア」
住吉・住之江エリア:地域密着×住宅地戦略
特徴
- 地域住民がメイン患者
- 長期通院の患者が多い
- 地域イベント参加で認知度アップ
Instagram戦略
- 地域密着コンテンツを重視
- 地域イベントでの健康相談
- 近隣住民の日常的な悩み解決
地域密着コンテンツ例
- 「○○商店街での健康相談会」
- 「地域の皆様の健康をサポート」
- 「近所のお母さんの声」
福島・野田エリア:都心住民×質重視戦略
特徴
- 都心に住む質の高い生活を求める層
- 一人あたりの単価が高い
- 専門性・技術力を重視
Instagram戦略
- 高度な技術・専門性をアピール
- 施術者の資格・経歴を前面に
- 他院との差別化を明確に
専門性アピールリール
- 「国家資格者による本格施術」
- 「この技術は○○院だけ」
- 「20年の経験に基づく治療法」
大阪の地域別、治療院の集客パターン
ここでは、大阪の地域別に治療院の集客パターンを解説します。
1、梅田の整体院パターン
- 「デスクワーク腰痛」に特化したリール投稿
- 毎朝7:30のストレッチ動画が習慣化
- ハッシュタグで、#梅田腰痛で検索上位獲得
2、天王寺の鍼灸院パターン
特化型リール
- 「鍼治療の実際の様子」
- 「お灸の効果とやり方」
- 「東洋医学の考え方」
患者層の変化
- 20-30代女性が多くなる
- 天王寺という地域の特性で、ファミリー層へのアプローチをおこなう
- 鍼灸への理解度向上
- 予約待ちの人気院に
3、住吉の接骨院パターン
地域密着型
- 地域イベント参加リール
- 近隣住民紹介シリーズ
- 「住吉の健康パートナー」
地域貢献効果
- 地域イベント協賛依頼増加
- 他店舗からのコラボ提案
- 地域メディア取材依頼
避けるべき失敗パターンと対策
ここでは、大阪の治療院集客で避けるべきパターンをご紹介します。
失敗パターン1:医療広告ガイドライン違反
問題となる表現例
- 「必ず治ります」
- 「他院では治せない症状も」
- 「○○の痛みが消失」
- 具体的な治療期間の断言
失敗パターン2:専門用語の多用
解決策
- 専門用語は分かりやすく解説
- 図解やイラストを活用
- 「つまり○○ということです」の補足
失敗パターン3:エリア特性を考えない
よくある間違い
- 梅田でファミリー向け投稿
- 住宅地で夜遅い時間の投稿
- 観光地エリアで地域密着すぎる内容
解決策
- エリア分析の徹底
- 競合調査の実施
- 投稿反応の継続分析
失敗パターン4:一方的な情報発信
問題点
- フォロワーとの交流不足
- コメント・DMへの返信遅れ
- 患者の声を聞かない姿勢
解決策
- コメント返しの積極運用
- 視聴者参加型コンテンツ作成
- ストーリーズの質問スタンプの多様
大阪の治療院Instagram集客ロードマップ
大阪の治療院Instagram集客のポイントは、「地域特性の理解」×「専門性のアピール」×「患者目線のコンテンツ」です。
特に重要なのは、
- エリア別戦略の徹底:梅田はビジネスパーソン、天王寺はファミリーなど
- 医療広告ガイドライン遵守:「治る」ではなく「サポート」
- 視覚的なビフォーアフター:施術効果を分かりやすく見せる
- セルフケア動画での専門性アピール:信頼関係の構築
- 患者さんとの双方向コミュニケーション:一方的発信からの脱却
大阪の治療院Instagram集客は、正しい戦略と継続で必ず結果が出ます。ぜひこの記事を参考に、あなたの治療院に最適化されたInstagram運用を始めてください!