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やってはいけないWordPress運用、日付アーカイブをインデックスさせる

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。

「WordPressを使っているけど、日付アーカイブってそのままでいいの?」

そう疑問に思ったことはありませんか?

WordPress(ワードプレス)は、デフォルト(初期設定)で日付アーカイブページを自動生成し、Googleにインデックス(登録)される状態になっています。

日付アーカイブをインデックスさせるデメリット

日付アーカイブをインデックスさせると、必ずSEOに悪影響がある(ペナルティを受ける)わけではありません。

サイトの構成・規模・業種(例えば大手ニュースサイトなど)によっては、大きな問題にならない場合もあります。

しかし、一般的なビジネスサイトやブログにおいては、「一般的にインデックスさせないほうがよい」というのが現在のSEOの現場における共通認識です。

構成やレイアウトによっては、インデックスされることが良い方向へいかないことが多々あるからです。

特に日付アーカイブは、多くの中小企業サイトや個人ブログにおいて「ほぼ全てのケースでnoindexが正解」と言えます。

メリットがほとんどない上に、多くの日付アーカイブページをインデックスさせることで、サイト全体の品質を静かに蝕むリスクがあります。

今回は、なぜ日付アーカイブをインデックスさせてはいけないのか、その理由と具体的な対処法を解説します。

目次

日付アーカイブとは何か?

WordPress(ワードプレス)があなたの見えないところで勝手に自動生成している「日付アーカイブ」には、主に以下の3種類があります。

  • ① 年別アーカイブ(/2024/ など):2024年に投稿した全記事の一覧ページ
  • ② 月別アーカイブ(/2024/01/ など):2024年1月に投稿した全記事の一覧ページ

何が問題なのか?

これらは、記事の「投稿日時」という軸だけで機械的に分類された単なる一覧ページです。

ユーザーが検索エンジンで「2024年1月に書かれた記事が見たい」という理由であなたのサイトに訪れることは、ほぼありません。(※新聞社やニュースメディアを除きます)

WordPress(ワードプレス)のインストール直後から、これらのページは全て自動生成され、インデックス対象になっています。

気づかないまま数年運用すると、以下のような恐ろしい数のページが蓄積していきます。

日付アーカイブをインデックスさせると起きる問題

前述の通り、「日付アーカイブをインデックスさせると必ずSEOが壊滅する」というわけではありません。

大手ニュースサイトや更新頻度が極めて高いメディアサイトでは、日付アーカイブがナビゲーションとして有用に機能することもあります。

しかし、一般的な中小企業サイト、個人ブログ、地域密着サービスサイトでは、日付アーカイブのインデックスがもたらすメリットはほぼなく、以下のような5つの問題を引き起こす可能性が高くなります。

1、低品質ページが増えてサイト全体の品質評価が下がる

Googleは個別の記事だけでなく、サイト全体の平均点(ドメインの品質)を評価します。独自コンテンツが何もない「ただの記事リスト(日付アーカイブ)」が大量にあると、「このサイトは薄っぺらいページが多い」と判断され、サイト全体の評価を落とすことがあります。

2、クロールの浪費

Googleのロボット(クローラー)があなたのサイトを巡回する「予算(限度)」をクロールバジェットと呼びます。

価値のない日付アーカイブをウロウロしている間に予算が尽き、本当に読んでほしい「重要な新着記事」のインデックスが遅れる原因になります。

3、重複コンテンツと判断されるリスク

同じ記事が「月別アーカイブ」「年別アーカイブ」「カテゴリー一覧」「トップページ」と、複数のURLに全く同じ形で登場することになります。

Googleはこれを重複コンテンツとみなし、評価を分散させたり下げたりするリスクがあります。

4、検索結果に出てしまい、ユーザー体験(UX)が悪化する

「2023年 〇〇 会社名」などで検索した際、記事本文ではなく日付アーカイブページが検索結果の上位に出てしまうことがあります。

ユーザーがそこをクリックしても、目当ての情報がすぐに見つからず、即座に離脱(ブラウザバック)してしまいます。

5、サイトのインデックス数が水増しされる

Google Search Consoleを見ると「インデックス登録済み:200ページ」となっているのに、実際の記事数は50本しかない。

実態とデータが乖離し、正しいSEOの分析や改善ができなくなります。

サイトの規模・種別ごとの影響度

サイトのタイプによって、日付アーカイブが与える影響度は異なります。

サイト種別日付アーカイブの影響推奨設定理由
中小企業コーポレート
(記事10〜30本)
影響大noindex推奨記事数に対して日付アーカイブの数が同数〜それ以上になりやすく、サイト品質の大半をアーカイブが占める危険性がある。
個人ブログ・趣味ブログ
(記事50〜200本)
影響中〜大noindex推奨長く運営するほど月別アーカイブが50ページ以上に膨れ上がり、記事本文との重複と判断されやすい。
地域密着ビジネス
(記事20〜50本)
影響大noindex推奨更新頻度が低いため日付アーカイブ自体に意味がない。ユーザーが日付で店舗情報を探す行動はしない。
大手ニュースメディア
(記事1万本以上)
影響小〜なしindex検討可ユーザーが「昨日のニュースを見たい」「先月の事件を時系列で追いたい」という明確な需要が存在するため。
ECサイト
(商品ページ中心)
影響中noindex推奨商品ページが主役であり、ブログ機能の日付アーカイブは余計。商品ページのクロール優先度を上げるべき。

noindexの設定方法(具体的手順)

日付アーカイブを検索エンジンから隠す(noindexにする)のは、SEOプラグインを使えば5分で終わります。

SEOプラグインの一つである、SEO SIMPLE PACKを使って、日付アーカイブをインデックスさせないをONにするだけです。

設定後の確認方法

実際に自分のサイトの日付アーカイブURL(例: https://あなたのドメイン/2024/01/)にアクセスし、画面上で右クリックして「ページのソースを表示」を選びます。
ソースコードの中に <meta name="robots" content="noindex"> という記述があれば、設定は完璧に完了しています。

あとはGoogleのクローラーが巡回してくるのを待つだけです。(検索結果から完全に消えるまでには数日〜数ヶ月かかります)

よくある疑問

Q1: 「noindexにすると、記事ページまで検索に出なくなるの?」
A1: なりません。noindex設定は「日付アーカイブという一覧ページのみ」に適用されます。あなたが書いた個別の記事(投稿ページ)のSEOには全く悪影響を与えません。

Q2: 「既にインデックスされている日付アーカイブはどうなるの?」
A2: noindexを設定すると、次回Googleのクローラーがそのページを訪問した際に「あ、このページはnoindexなんだな」と認識し、徐々に検索結果から除外してくれます。即座に消えるわけではなく、数日〜数ヶ月のタイムラグがあります。

Q3: 「日付アーカイブをnoindexにすると、サイト内のナビゲーション(サイドバーの月別アーカイブ等)は消えちゃうの?」
A3: 消えません。noindexはあくまで「検索エンジン(Google)に対する指示」です。人間が見るサイトの見た目や、サイト内でのリンククリック機能は今まで通り全く同じように機能します。

Q4: 「プラグインが入っていない場合はどうすればいい?」
A4: 今すぐ導入するのが最善です。その他の方法でも対応できますが、初心者にはSEOプラグインを利用する方が圧倒的に安全で確実です。

まとめ

日付アーカイブのインデックスは「絶対にダメ」とは言い切れませんが、一般的な中小企業サイト、個人ブログ、地域密着サービスサイトにおいては、「noindexにする方がほぼ間違いなく正解」です。

特に「記事数が少ないサイト」「更新頻度が低いサイト」「地域密着型のビジネスサイト」では、ユーザーが日付で情報を探すことはなく、日付アーカイブのインデックスがサイト全体の品質を静かに、そして確実に引き下げている可能性が高いです。

今日やるべき3つのアクション

  • Google Search Consoleを開き、「ページ」メニューから、インデックスされているURLの総数が実際の記事数より異常に多くないか確認する。(URLに /2024/ や /tag/ が大量に含まれていればアウトです)
  • WordPress管理画面でプラグインの設定を開き、「日付アーカイブ」をnoindexに設定する。(たった5分で終わります)
  • 同様に、インデックスさせるメリットがほぼない「タグアーカイブ」もnoindexに設定しておく。
つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。
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