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大阪の和菓子店の集客方法、店前の告知だけでは足りません

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。

和菓子店の数は減っています。閉店した店の話を聞くことも増えました。

残っている店を見ていると、店前の告知に力を入れています。

のぼりを立てる、季節の生菓子を知らせる紙を貼る、店頭で声をかける。どれも間違いではありません。

ただ、それだけでは前を通った人しか相手にできません。

和菓子は手土産やお供えで買われます。つまり買う人は、家の近くの店から選ぶとは限りません。どこで買うかを決めてから出かけてきます。だから店の前の工夫と、探している人に見つけてもらう工夫の両方が必要になります。

この記事では、大阪の和菓子店が力を入れる集客方法を順番に書きます。和菓子店だけでなく、業種を問わない店舗集客の考え方は大阪の店舗集客方法に書いています。

目次

和菓子店は、路面店であることが大事です

立地が大事なのは他の小売店と同じです。ただし和菓子店では、立地の中でも見るところが決まっています。

1、路面店かどうか

路面店であることが大事です。

理由は買い方が異なるからです。

和菓子は、思い立って買う人と、決めてから買う人に分かれます。思い立って買う人は、通りがかりに店が目に入って入ります。このとき階段を上がる手間があると足が止まります。

空中階や地下にある店は、同じ商品を置いていても通りがかりの客が減ります。一般的な小売店で立地が強く効く理由は大阪の小売店の集客方法に書いています。

2、MEOは必須です

決めてから買う人は、地図で探します。「○○区 和菓子」「近くの和菓子屋」で検索してきます。

MEOは必須の作業になります。

登録して、営業時間と住所を正確にして、商品の写真を増やして、口コミに返信する。

手順はグーグルマップ登録方法に書いています。写真と情報の埋め方はGoogleビジネスプロフィールのセミナーでも扱っています。

和菓子は季節で商品が変わります。写真を入れ替えておくと、今の時期に何があるか?が伝わります。

3、看板と店前POP

看板は当然として効きますし、店前のPOPも効きます。

看板で伝えるのは、何の店かと何を置いているかです。「和菓子」だけでは、どの和菓子を強みにしているのか分かりません。わらび餅なのか、みたらし団子なのか、季節の生菓子なのか。

もちろん有名な和菓子屋なら、何を置いているのか?書く必要もなくなります。

POPで伝えるのは、推し商品や推しポイントです。今日できたもの、残りわずかなもの、今の時期だけのもの。通りがかりの人に足を止めてもらう役はPOPが持ちます。看板の出し方は大阪の看板集客方法で扱っています。

インスタグラムとスレッズに力を入れます

SNSの中で力を入れる先は決まっています。

1、インスタグラム

和菓子は見た目で決められる商品です。季節の生菓子、断面、詰め合わせの箱。写真で判断してもらえます。

だからインスタグラムは、見つけてもらう入口として働きます。飲食店向けですが、投稿の作り方は飲食店のInstagram集客方法が参考になります。エリア別の考え方とリールの作り方は大阪の飲食店がInstagramで集客する方法にも書いています。

2、スレッズ

スレッズも並行してやります。

文章が中心で、やりとりが生まれやすい場所です。写真の質を上げる作業が要らないので、営業中に続けられます。今日の生菓子の話、仕込みの話、季節の行事と和菓子の関係。短い文章で可能です。使い方はスレッズのセミナーでお伝えしています。

3、シズル感のあるショート動画

YouTubeとインスタグラムのリールには、ショート動画を出します。

ここで効果的なのはシズル感です。餡を包む手の動き、蒸し上がった瞬間の湯気、切ったときの断面、きな粉をかけるところ。止まった写真では出ない部分が動画で伝わります。

撮り方と編集の手順はショート動画のセミナーで扱っています。スマートフォンで撮れる範囲で足ります。

季節で商品が変わることを、集客に使います

和菓子店には、他の小売店にない条件があります。売るものが季節で変わることです。

これは手間でもありますが、集客では有利に働きます。発信する理由が毎月あるためです。

正月の花びら餅、節分、ひな祭りの菱餅、春の彼岸のおはぎ、端午の節句の柏餅、夏の水菓子、お盆、お月見の団子、秋の彼岸、冬至。行事と商品がつながっているので、何を出すかを考える必要がありません。

使い方は3つに分かれます。

1、Googleマップの写真を入れ替えます

今の時期の商品が出ていれば、地図から見た人に今日あるものが伝わります。1年前の写真が残っていると、今の店の様子が分かりません。

2、SNSの投稿に使います

今週から出るもの、今日で終わるもの。季節の変わり目は、投稿する内容が自然に決まります。インスタグラムで投稿するネタが続かない場合の考え方はインスタグラムの投稿ネタがない店舗へに書いています。

3、LINEとメールマガジンを送る理由にします

用もなく送ると解除されますが、季節の商品が出たという知らせは読まれます。月に1回か2回で足ります。

年の行事を一覧にして、いつ何を出すかを先に決めておくと、写真の撮影も投稿も前倒しで準備できます。

できたてを食べてもらう形を作ります

和菓子は、できたてと時間がたったもので味が変わります。ここを体験してもらえるかどうかが大きく効きます。

イートインの席があれば、その場で食べてもらえます。大阪では甘党まえだのように、店内で食べられる形にしている店があります。

席がなくてもできます。月化粧のように、できたてを渡してその場で食べてもらう形です。待っている間に焼き上がるのを見せて、温かいまま渡す。席を作る工事をしなくても、できたての味は伝えられます。

どちらも難しい場合は、持ち帰りを手軽にします。1個から買える、日持ちが分かる、袋を分けてもらえる。はじめての人が試しやすい形にしておくと、次に箱で買う人が出てきます。

買ったあとにつながる仕組みを作ります

一度来た人が、次にいつ来るか分かりません。和菓子は毎日買うものではないためです。だから連絡先が残る形を作ります。

1、ECサイト

ECサイトは立ち上げておくことをおすすめします。

店に来られない人が買える場所になります。大阪の店を知った人が、遠方に贈る使い方もできます。日持ちする商品だけを並べる形でも成り立ちます。作り方はネットショップのセミナーでお伝えしています。

2、メールマガジンとLINE

買ってくれた人に、季節の商品が出たことを伝える手段です。

和菓子は季節で売るものが変わります。だから知らせる理由が毎月あります。LINEは個人のお客さんに届きやすく、メールマガジンは法人に届きます。使い方はLINE公式アカウントのセミナーとメルマガのセミナーで扱っています。

お土産需要は、デパート出店と法人購入が大きいです

和菓子店には、お土産という需要があります。

できればデパートへの出店を考えてください。お土産を探している人が集まる場所です。自分の店に来てもらうより、人が集まる場所に出たほうが数が出ます。催事の期間だけ出る形もあります。

もう1つが法人への直接のアプローチです。会社は、挨拶まわり、お中元やお歳暮、来客用の菓子で和菓子を買います。1回の数が大きく、続けて買ってもらえます。

法人に案内するときに使うのは、DM、LINE、メールマガジンです。近くの会社に案内を送り、一度買ってくれた担当者とはLINEかメールでつながっておく。個人向けのSNSとは別の経路になります。

案内に入れておく内容も、個人向けとは変わります。会社の担当者が決めるときに見るのは、だいたい次の点です。

  • 何個入りがあるか
  • いくらからか
  • のしや掛け紙に対応できるか
  • 領収書が出るか
  • 何日前までに頼めばいいか

写真とともに、ここが書かれているかどうかで判断されます。

大阪のどこに店があるかで変わります

同じ大阪市内でも、エリアで有利不利があります。

梅田や本町はオフィス立地なので有利です。手土産や来客用で買う人がいて、平日に動きがあります。

1、梅田は西梅田のほうが有利です

同じ梅田でも差があります。東梅田の繁華街にあるより、西梅田のほうが有利です。

東梅田は飲食と遊びの街で、完全にダメとはなりませんが、歩いている人の目的が基本的に和菓子と合いません。西梅田はオフィスが集まっていて、手土産を探す人が歩いています。

エリアごとの性格は東梅田で飲食店集客を成功させる完全ガイドと西梅田で飲食店集客を成功させる戦略ガイドでも扱っています。業種は違いますが、歩いている人の違いは同じです。

2、本町は人通りの多い場所を選びます

本町もオフィス立地です。ただし通りによって人の数が大きく変わります。

だから本町では、人通りの多い場所を選ぶことになります。本町のエリア特性は本町の飲食店集客の完全攻略法に書いています。

ここで例外があります。人気商品を持っていれば、わざわざ買いに来る人が多くなります。 この場合は人通りの条件が緩みます。

逆に言えば、人通りの少ない場所にある店は、1つの商品を強くするほうが近道になります。品数を増やすより、名前で指名される商品を作る形です。

よくある質問

和菓子店のご相談でいただく質問です。

Q: 店前の告知だけで足りている気がします。

A: 今の売上が前を通る人だけで成り立っているなら、人通りが減ったときに下がります。地図で探される形とSNSで見つかる形を足しておくと、通りの状況に左右されにくくなります。

Q: 空中階にあります。もう不利ということですか?

A: 通りがかりの客は来店しにくくなります。その分をGoogleマップとSNSで埋める形になります。目的を持って来てもらう前提に切り替えましょう。

Q: インスタグラムとスレッズ、どちらを先に始めますか?

A: インスタグラムが先です。和菓子は見た目で判断される商品なので、写真が効きます。スレッズは文章だけで続けられるので、並行して始められます。

Q: ショート動画を撮る時間がありません。

A: 仕込みの手元を数十秒撮るだけで足ります。餡を包むところ、蒸し上がるところ。作業を止めずに撮れる部分から始めてください。

Q: イートインの席を作る場所がありません。

A: 席がなくてもできたては渡せます。なんばの月化粧のように、焼き上がりをその場で渡す形です。改装工事をせずに、できたてを体験してもらえます。

Q: ECサイトを作っても売れるのでしょうか。

A: 店を知った人が使う場所になります。日持ちする商品だけを並べる形から始めてください。来店した人に案内しておくと、遠方への贈り物で使われます。

Q: 法人にどうやって案内すればいいですか?

A: 近くの会社に案内を送るところから始めてください。お中元やお歳暮の時期より前に出します。一度買ってくれた担当者とは、メールかLINEでつながっておいてください。

Q: デパートに出るのは難しくないですか?

A: 常設は条件が厳しくなりますが、催事の期間だけ出る形があります。まず催事で実績を作る順番になります。

Q: 人気商品がありません。何から作りますか?

A: 今いちばん売れているものを絞ってください。それを季節ごとに変える形にすると、指名されるものが育ちます。品数を増やす方向には行かないでください。

Q: 大阪の郊外にあります。不利でしょうか。

A: オフィス立地より手土産の需要は少なくなります。その代わり近所の常連と、お供えの需要が中心になります。LINEで季節の商品を知らせる形が効きます。

まとめ

和菓子店で手を動かす順番は、店の作りから始まります。

路面店かどうかを確かめて、看板と店前POPで何の店か分かるようにする。そのうえでGoogleマップに情報と写真を入れて、地図で探される形を作る。ここまでが土台です。

次にインスタグラムとスレッズ、そしてシズル感のあるショート動画です。見た目と動きで伝わる商品なので、ここに時間を使う価値があります。

そして買った人とつながります。ECサイト、LINE、メールマガジン。季節で商品が変わるので、知らせる理由が毎月あります。

最後に、個人のお客さんとは別の手法があります。デパートの催事と、法人への直接のアプローチです。お土産の需要は、店の前を通る人の数とは関係なく売れていきます。

つちや たけし
1,000社以上の店舗集客と会社集客をサポートしてきたWebマーケティングプランナー。複数のYouTubeチャンネル運営経験を持ち、複数のSNSやサイトを運営、実践的なマーケティング戦略の立案・実行を得意とする。「理論より実践」をモットーに、現場で使える具体的なノウハウを提供している。
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